八方ふさがりのときこそ、チャンスです
同じ出来事が起きても
それが悩みになる人もいれば、
全然へっちゃらな人もいます。
また、自分でも
似たようで出来事があったとき
すごくダメージを受けるときもあれば
ほとんど気にならないときもあります。
それって、なぜだと思いますか?
今日は、そんなナゾについて
お伝えします。
●キーワードは「ステイト」
「状況が問題なのではない。ステイトが問題なのだ」
※「ステイト」=「心の状態」
私がカウンセリングや
講座のベースにしている
ニューコードNLPの創始者、
ジョン・グリンダー先生の言葉です。
どういうことかというと、
私たちは、ふつう
困った「状況」や、困った「相手」のことを
「問題」であり
「悩み」であると思っています。
でも、ほんとは違うんですよね。
じつは「状況」を
悩みにするかしないか、
それを決めているのは、
私たちは自分の心の状態なんです。
●子どもが散らかしていたとき
たとえば、疲れて仕事から帰ったら
子どもがリビングを
散らかしていたときのことを
イメージしてみてください。
自分が疲れて
イライラしていたら
「片付けなさいっていつも言ってるでしょ!」
と、怒りが爆発すると思います。
でも、その日、
とってもいいことがあって
ご機嫌だったら
「まーた散らかしてる。しょうがないなあ」
くらいで収まったりするものです。
こんなふうに
「子どもが部屋を散らかしている」
という状況は変わらないけれど
自分の心の状態(ステイト)によって、
それが、
どうしようもない怒りとなって爆発したり
特にストレスを
感じなかったりするんです。
●ステイトを左右するものとは?
こんな感じで
同じ出来事が起きても、
それを悩みにするか、しないかは、
そのときのステイト、
つまり、心の状態が
どうであるか、によるのですが
心の状態には、
子どものころから培ってきた
「物事のとらえ方」が
大きく影響しています。
このとらえ方には
人それぞれ、クセがあるんですね。
いわゆる
「とらえ方の心のクセ」です。
たとえば、
夫が連絡もなく
急に帰りが遅くなったとき
「遅くなるって連絡しないなんて信じられない」
↓
「私のことなんて、大事じゃないんだ!」
↓
「こんな人と一緒に暮らせない」
↓
「もう、離婚したい」
というふうに
どんどんつらくなることがあります。
この場合も、
実は「心のクセ」が
いろいろと悪さをしてるんですね。
●心のクセがなくなると、こんなふうに変わる
たとえば
帰りが遅くなるときは
必ず連絡をする「べき」とか
連絡をしないこと=妻を大事にしてない
という「思い込み」や
「こんな人とは暮らせない」と
将来を決めつけて
悲観してしまったり、とか。
こういう「べき」や
「思い込み」や
「将来を悲観して決めてしまう」
がなくなると
「急に遅くなるなんて、
何かあったのかな?
理由を聞いてみようかな」
と、とくにイライラすることなく
自然に思えます。
実際、理由を聞いてみたら、
仕事で大きなトラブルがあって
連絡どころではなく、
会社ではてんやわんやの大騒ぎになってた、
ということだったりします。
そうすると、
別に、妻を大事にしてないわけでは
なかったし、
そこから離婚まで話が進むようなことでも
なかったりします。
心のクセが
出来事の真実を
見せなくすることがある。
これは、とても残念なことですよね。
●まずは、自分の心のクセを知ろう
こんな「心のクセ」ですが
実は代表的なクセが
10個ほどあるんですね。
自分は
どのクセが出やすいのか、
そして、出ちゃったときはどうしたら、
自分がラクでいられるのか、
それがわかるようになると、
自分の生きづらさは
ずいぶんとラクになりますし
必然的に、周りの人との
人間関係も変わっていきます。
だから、まずは、
自分で状況を問題にしないこと、
つまり、自分で
状況をつらい出来事に変えないこと、
が、大事です。
その上で、
具体的なコミュニケーションのスキルを
身につけていければ
怖いものなし!ですね。
心のクセを手放して
人生を変えたいなあと思った方は
まずは、こちらにいらしてくださいね。
具体的なコミュニケーションのスキルは
こちらでもたっぷり、お伝えしています!