「夫婦は同じ価値観の方がうまくいく」の勘違い
今日は夫婦関係が
良好に長く続く秘訣をお伝えしたいと思います。
秘訣はいろいろとありますが、
一番大事なことは
「夫婦は他人であることを忘れない」です。
「え?そんなの当たり前だし」
「知ってるし」
と思った方もいるでしょう。
あるいは
「夫婦は運命共同体でしょ」
「夫婦が他人という考え方、なんだか寂しい」
という声も聞こえてきそうです。
●夫婦になった途端に・・・
せっかくなので、
改めて考えてみましょう。
まず、夫婦というのは
もともとはまったく違う環境で
生まれ育った「他人」です。
親も、兄弟も、親戚も違う。
学校も、友だちも、担任も、部活動も。
もちろん、培ってきた経験も違います。
そうすると、
価値観や考え方も違ってきます。
それなのに、結婚したら
「夫婦なんだから、わかりあえて当たり前」
という前提が
なぜだか二人の関係性に
生まれてしまいがちです。
●わかりあえるはず、と思ってしまう理由
「わかりあえて当然」
と思ってしまう理由は
ラブラブなときには、
お互いに相手の考え方や気持ちを
優先してあげることや
自分が我慢することが、苦痛ではないから。
だから、
そのラブラブが落ち着いてしまうと
そもそもの違う部分や、
あまり好きではない部分が出てきて
「こんな人だっけ?」
「なんでわかってくれないの?」
という思いが
どんどん大きくなってしまいます。
そうすると、ますます
相手のイヤな部分ばかり目につくようになり
一緒にいてもイライラしたり
うんざりしたりしてしまうようになるのです。
●気持ちがラクになる考え方
でも、生まれも育ちも何もかも違う
「他人」であることを忘れなければ
考え方や価値観が違うこと、
好みが違うことも、当たり前になります。
だって、他人というのは
「私とは別の人間」だから。
自分との違いや
好ましくない部分を
「許せない」と思うと
つらいものです。
でも、そこで
「へ~。この人はこういうとき、
こんなふうに考えるんだな」と、
自分とは違う生態の他人を
興味を持って観察してみることができると
相手に対するイライラが
ずいぶん減るのを感じるはずです。
夫婦が仲良く暮らすコミュニケーションのコツは、
こちらも参考にしてくださいね。