キレる夫に、言いたいことを伝える方法

松尾聡子

松尾聡子

テーマ:コミュニケーション

「夫に言いたいことを言えない」

「正直な気持ちを言うと、夫がキレるから言えない」

こんなふうに、
自分の気持ちを押さえ込んで
辛くなってしまうこと、ありませんか?

自分の気持ちは言わずに
相手の言い分ばかりを聞いているのは

とてもストレスがたまるものです。

もちろん、そんな関係性だと
どんどん相手のことも嫌いになってしまいます。

今日は、そんな関係を変えていくヒントについて
お伝えしますね。


●まず、質問です。

それは
「自分の言いたいことを言うと、
常に、夫はキレるのか」

ということです。

出会ってから、これまでのことを
ちょっと思い返してみてくださいね。

おそらく、100%の確率で
「常に」キレることはないと思います。

なぜかというと
何を言っても、常にキレる人だったら
結婚してないだろうからです。

中には、何らかの事情で
100%キレるとわかっていても

結婚せざるをえないことも
あるかもしれませんが
(家の事情、お金の事情、あるいは脅されたとか)

とりあえず、ここでは
通常の場合、ということで
考えてくださいね。

また、何をどう言っても
100%の確率でキレるのならば、

その場合は、
相手の人格的な問題の可能性があるので、
離れた方がいい相手かもしれません。

話を戻すと、
常にキレているわけではない、ということは、

「キレる場合とキレない場合で
何らかの違いがある」

ということになります。

では、そこには
どんな違いがあると思いますか?


●違いを生み出した原因とは

違いを生み出した原因は
いろいろとありますが、

その中でも多い原因の一つを
ご紹介します。

それは、
相手が「否定された」と思ったこと。

つまり、こちらが
言いたいことを言ったから
キレたのではなく

相手が
「自分を否定された」と思ったことで、

怒りや、自己防衛の感情が出てきて、
キレてしまった・・・

ということが多いんです。


●たとえば、こんな言い方です

たとえば、夫が
「子どもにテニスをさせようと思ってるんだ。
オレもずっと部活でテニスやってたから、教えてあげられるし」

と言ったとき

「うーん、テニス?
あの子はどちらかというと運動は苦手だし
テニスに興味ないと思うから
それよりも塾に行かせない?」

と自分の意見を言ったとします。

夫としては、子どものために
良かれと思ったテニスを否定され、

さらに、自分が子どものことを
ちっともわかってないと

非難されたような気持ちに
なったのかもしれません。

そうすると

「何もわかってないくせに、
わかったような口を聞くな!」

とキレてしまう・・・

ということが
起きたりするんですね。


●否定ではなく、同列に並べる

つまり、相手の意見を
否定するような言い方をせずに

自分の意見や考えを言うと、
相手はキレないということです。

この場合だったら、たとえば

「そっか、テニスね!
親子の交流もできそうでいいわね」

と、いったん受けとめた上で

「あの子は運動が苦手みたいだし、
テニスに興味があるかわからないんだけど、
あなた、どう思う?」

という感じで、
相手の意見を否定せずに
自分の意見を伝えます。

あくまでも、それぞれの意見を
「同列に並べて検討する」
というスタンスです。

否定が入らないので、
とっても安全な言い方なんですよね。


●コミュニケーションを変えると、関係性が変わる

うまくいかなかった
コミュニケーションを続けても、
どんどん関係は悪化します。

そんなときは、
今までと違うコミュニケーションの方法に
変えてみると、

必然的に
関係性も変わります。

言いたいことを
気持ちよく言える関係性に変えてみませんか?

一刻も早く!
夫婦の関係性を変えたい方は
こちらも参考にしてみてくださいね。

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松尾聡子
専門家

松尾聡子(カウンセラー)

Le Port(ル・ポール)

聞いて終わりではない、変化を起こすカウンセリング。知識だけではなく、実際に普段の生活ですぐに役立つ心のスキルを伝える講座。

松尾聡子プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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