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竹本繁幸プロは信濃毎日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

今回も番外編。ペアガラスの話 2/2 ~ 床暖房への道 その6 ~

竹本繁幸

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テーマ:床暖房への道

 徒然なるままに、今回もペアガラスのお話をさせて頂きます。

 吉田兼好の「徒然草」に「家のつくりようは、夏を旨とすべし」との言葉があり、かつて日本の住宅は夏に考慮されて設計されてきました。しかし近年では、この「冬は着込めるが夏の暑さは耐え難い」との考え方よりも、「夏は涼しく、冬は暖かい」が求められるようになりました。
「夏は涼しく」は現実的に、この酷暑を乗り切るには、エアコン一択しか解決方法はないのかもしれませんが、「冬は暖かい」をもう少しみなさんと考えていけたらと思います。

 今回のお話も、あくまでも基本の基本、一般的に住宅に使用されているペアガラスについてです。近年、もっと高性能で断熱性能に優れた、ペアだとかトリプルだとかのガラスがあることは知っていますが、みなさまが家を建てる際のお役にたてれればと思って、お話させて頂いています。

 前回、「普通のペアガラス」のお話をさせていただきましたが、ペアガラスには大きく分けて2つの種類があります。

「(普通の)ペアガラス」そして「高断熱(Low-E)ペアガラス」

 どう違うかと言うと、普通のペアガラスは、普通のガラスで作られています。
そして高断熱(Low-E)ペアガラスは、Low-Eガラスという特殊なガラスが使われて作られています。

「Low-E(ローイー)」?
 何かというと、Low-E膜という金属の膜です。本来は膜をイメージして頂くよりも金属を分子レベルでガラスに加工するので、膜という言葉のほうが語弊があるかもしれませんね。
このLow-E加工がされているガラスを「Low-E(ローイー)ガラス」と呼び、それを使用しているペアガラスを「高断熱ペアガラス」または「Low-Eペアガラス」などと呼びます。

 このLow-Eガラスが使用されていることにより、断熱性能が大きく変わるのです。このLow-Eガラスは(普通の)ペアガラスに比べて、暖房器具で温められた室内の温かさを室外側に逃しにくいです。

ちょっと待って、熱を通しにくいってことは、冬のテラスで日向ぼっこはできないってこと?夏も涼しいってこと?
 そこがこのLow-Eペアガラスの難しいところです。
暖かい熱を室外には逃がしませんが、太陽の熱は取り込むのです!!
それは暖房器具による熱は遠赤外線で、太陽の熱は近赤外線と、熱の種類が違うからです!!

じゃあ夏はどうなるの?

実は暑いです!!
 近赤外線の太陽熱は取り込まれます。そして室内に入った近赤外線が、室内においてあるモノを温め、温められたモノが遠赤外線を再放射するので、室内に熱がこもってしまうのです。
 アドバイスさせて頂けるなら、そこは「換気」です。
外気温が室内温より低かったり、風があるときなどに窓を開けて換気していただくことが大切です。

じゃあ、どっちを選べばいいの?
 それはやはり断熱性能の高いLow-Eペアガラスですね。Low-Eペアガラスでしたら、前回お話しいた普通のペアガラスように、梱包材で断熱するようなことはしなくても大丈夫です。

ガス入りだとか真空のペアガラスは?
 断熱性能が高いほど、住みやすい環境の家にはなりますが、そこは費用対効果ですね。私個人のイメージでは、光熱費が目に見えて少なくなることは無いのかな?ってイメージです。

二重サッシの断熱性能は?
 ガラスが2枚になるとペアガラスになったような気分になリますけど、ただガラスを2枚にするだけでは、ガラスとガラスの間が広くなるため、そこで対流が起こるようになって熱が伝わってしまうので、「普通のペアガラス」より断熱性能は下がります。室内側の建具のガラスをペアガラスにする方法もありますが、外側のサッシの一枚ガラスが結露したりする場合があります。

ペアガラスにもたくさん種類がありますので、どのガラスを選ぶかは実際に携わる設計士さん、建築業者さんとよく相談してご検討下さい。

住みやすい環境の家...。窓ガラスによっても環境は変わります。

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竹本繁幸
専門家

竹本繁幸(電気式床暖房販売)

株式会社ビークリエイト

約0.4ミリの薄型フィルムを使用。部屋に合わせてカットでき、新築やリフォームにも導入しやすい電気式床暖房です。温水式に比べ導入費や維持管理の負担を抑えやすく、施工業者向けの施工説明書も用意しています。

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