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建てる前に冷暖房エネルギー消費量を計算すると、家計に安心です

塩原真貴

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テーマ:環境・省エネ性能検討制度

エネルギー消費量についてよくよく検討してみてから建てる

桜吹雪の新年度になりました。

今年度から長野県は、たとえどんなに小さな住宅を新築する場合でも
「その計画している建物が、いったいどれほどのエネルギーを消費するのか?」
を検討する義務を建築主に課しています。長野県は全国に先駆けて行っており、全国都道府県からも注目をされているのです。
併せて太陽光パネルや薪ストーブ・ペレットストーブなど自然由来のエネルギーの導入に関しても検討する義務を建築主に課しています。
私も、たとえ初期段階の基本設計中であっても必ず暖房用消費エネルギーを提示して、建築コストと比較して検討していただくようにお客様にご案内しております。

また最近、営業段階中のお客様に、
「他社からはどれくらいの断熱性能レベルで提案があったのでしょうか」などとと尋ねると、
「え~、そんな話初めて聞いた~(>_<)」
ということが少なくありません。
まだまだ業者側からの提案が遅れていて、PR不足・設計技術者からの提案がないがしろにされている状況を感じざるを得ません。

実際のところ、特に行政庁などに対する報告義務もありませんし、数値を広く公開したり閲覧できる場面もありません。
あくまでも”検討義務”なので、検討しているかどうかすら、だれもチェックできていないのが現状です。

過去1~2年の間、長野県建築士会を中心に、設計実務者向けに、エネルギー消費量の計算の方法やパソコンソフトを用いた操作方法の習熟に務めてきたはずです。

お客様はできるだけコストパフォーマンスに優れた住宅を手に入れたいと考えていることでしょう。
「デザインや広さ(面積)、それにキッチンやお風呂などの住宅設備機器くらいしか比較検討ができなかったはずですが、断熱性能=消費エネルギーの比較検討をすることにより、ランニングコストの重要性をあらためて認識できるのはたいへんありがたいし、いままでなんでそうな風に検討できなかったのか?」そんなご意見を耳にしました。

まだ4月も中旬なので何ともいえないのですが、やはり「出遅れている」という感が否めません。
住宅部門におけるエネルギーの消費量が震災前に比べてなかなか減らず、むしろ増え続けている現状を思うと、
なんとかこの制度が活用されて、日本中に広まればいいのではないかと思う今日この頃です。

QPEX(キューペックス)で暖房エネルギーをはじき出す

エネルギー計算をするためにいくつかの評価ツールを用いる、というのがルールになっています。
各社てんでバラバラの物差しを用いていては正当な比較検討ができないからです。
私は新住協が発行している”QPEX(キューペックス)”というエクセルベースのパソコンソフトを用いて算出しております。

「工務店がなかなかエネルギー消費量を示してくれない」(建築主)
「お客さんに提示したいがツールの操作方法がわからない」(工務店・設計事務所)
などでお困りの方のために、しばらくこの制度が定着化するまでお手伝いをさせていただきたいと思います。

間取り図や立面図、断熱材の種類や厚みなどの情報提供をいただければ、1週間以内程度で計算いたします。
料金は無料とはいきませんが、延べ床面積30坪程度であれば¥8000を目安に考えております。
こりらよりお問い合わせくださいませ

計算書表紙QPEX

計算書1

計算書2

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塩原真貴

株式会社Reborn

的確なインスペクション(現況の調査・診断)により、既存住宅を地震に強く、夏涼しく冬暖かい高断熱省エネ住宅へと再生。「新築建て替えへの選択肢以外にも、こんなことができるなんて!」補助金申請お任せ下さい

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