解決できる問題しか起こらない
人は悩みを抱えているとき、実はシンプルなことでも難しく受け止めてしまうことがあります。
なぜなら、人には同時にいくつもの悩みを考えてしまう癖があるからです。
同時に何とかしようとするから、どれも解決できないのです。
例えば、ワークライフバランスで悩んでいると、次のように考えてしまうことがあります。
「仕事を定時に終わらせて早く帰って家庭も大事にしたいし、早く帰ると同僚に申し訳ないし職場にも貢献したいし、プライベートの自分の時間も大切にして好きなことを楽しみたいけれど、どうしたらいいんだろう?」
自分と向き合って考えることは、とても大切なことです。
しかし、これではいくら考えても、こたえは思い浮かびません。
同時に考えなければならないことがいくつもあって、混乱してしまうからです。
難しく受け止めている問題を解決するためには、物事をシンプルにとらえて、考えをスマートに整理していくことが必要です。
「家庭で過ごすことは、自分にとってどんな時間だろう?」
「定時に帰ったとしても、どうすれば職場に貢献できるだろう?」
「自分の時間を大切にできたら、どんな自分になれるだろう?」
「一番大切にしたいことは、何だろう?」
一見すると複雑に思える問題にも一つずつ向き合うことで、自分のこたえに気づくことができます。
自分の心の声に耳を傾けて、自分のこたえに気づくことを大切に積み重ねていきましょう。
シンプル・スマートを意識することで、きっと解決の手がかりが見つかります。
「最後に残ったものは何ですか?」
ライフキャリアカウンセラー
折山 旭