見えている「現実」は唯一無二か?
私たちは、日々衝動と理性の狭間で
翻弄され、その選択を試されている
のかも知れません。
あなたの中には、次の二人が同居して
います。
それは、不快を避け、目の前の快楽や
快感を欲しがる”衝動的な自分”。
もう一人は、将来の自分が喜ぶこと
(安心、安定、安全)を優先させる
”理性的な自分”。
このどちらが正しいか悪いかという話
ではなく、この二人が、自分の中で、
年がら年中権力争いを繰り広げています。
そして、衝動的な自分が優位になると、
やった方がいいと分かっているのに
やらない。
やらない方がいいと分かっているのに、
ついやってしまう。
実際、この衝動的な自分が人生を支配
すると、注意散漫になり、不安や恐怖、
焦りなどストレスの渦に巻き込まれて
しまいます。
さらに悪いことに、そのストレスを
解消するためについ目の前の快楽に
手を染めてしまうことになるわけです。
逆に、理性的な自分が衝動を支配して
いる時は、とてもリラックスして、
心地良く、何事にも集中できます。
この心の状態は、“フローマインド”に
近いかもしれません。
このフローマインドを日常的に経験
している人は、実は真実は知って
います。
それは、”満たされるためには特別な
何かは要らない”ということを。
「今、ここ」を真剣に生きている。
その実感こそが、仕事にしろ、
プライベートにしろ、人生において
唯一満たされている瞬間なのです。