葛藤なければ成長なし
ちょっと前だが、フジテレビの「とくダネ!」
という番組で、悪性リンパ腫を公表した
笠井アナが出演していたのを思い出した。
笠井アナ曰く、今回の癌についてこんな話を
していた。
それは、縁には引き算の縁と足し算の縁が
あると彼は言う。
そう感じたキッカケは、あの東北大震災の
リポートしていた時だった言う。
最初は、誰が亡くなったとか、死者何名とか
、誰が行方不明とかマイナスの報道ばかり
だった。
それを彼は、引き算の縁だと表現した。
ところが、しばらくすると誰々が生きて
いたとか、行方不明者が見つかったとか、
プラスの報道が増えてきた。
そして、そのプラスの報告をしてくる
人が、復興の中心人物になっていった。
それを、彼は足し算の縁と表現した。
今回の病で、番組も降板だ、あれもできない、
これもできないとマイナス面ばかりに正直
気持ちがいきがちだった。
つまり、自ら引き算の縁ばかりに気持ちが
いっていたと言う。
しかし、東北大震災での報道を目の当たり
にし、復興への固い決意で進む人達のことに
思いを馳せることで、こういう時こそ気持ち
の切り替えて、病になったからこそ出会える
人達もいるなど、前に向かって進んで行く
ことが大事なんだ。
そう語った彼の姿がとても印象的だったのを
思い出した。
ところで、彼の 近況を調べてみると最近は
講演活動で全国を飛び回っているようだ。
そして、昨年度のその実績を称えられて
スピーカーズアワード2023の大賞を
受賞された。
まさに、病気以後、その生きる姿勢が
足し算の縁を呼び寄せたのでしょうね。
さらなる、活躍を祈りたいものです。