自力と他力が両輪となって、全力となる
人が幸せを感じる場面は、十人十色
人の数ほどあるだろう。
そもそも、人は欲深い生き物だ。
たとえ、どんなに金持ちになったと
しても、基本欲望が消えることは
ないだろう。
そして、欲望が大きければ大きいほど
それを失う恐怖も同様に大きいはずだ。
多くのモノを手に入れていると端から
羨ましがられていても、実際の心の
内は、失う恐怖の檻に閉じ込められて
怯えているだけかもしれません。
であるならば、究極の至福は「無欲」
であることではないだろうか?
無限に湧き出す欲望は、決して
満たされることはありません。
だとすれば、無欲は、満足そのものです。
だって、そのままで満たされている
わけですから。
ただ、欲の化身である自我が無欲に
なるなんて本当にできるのでしょうか?
なぜかというと、欲=自我(そのもの)
だからです。
逆に言えば、無欲=無我ということに
なります。
もし、完全に自我が脱落した状態(悟る)
を経験できたとすれば、我欲を満たそう
とする努力が割に合わないということに
気づけるはずなんですけどね。(苦笑)
実際、例え悟ることができたとしても
私(自我)が消えてしまうなんてことは
ありえません。
しかしそれでも、不安や恐怖を消す、
あるいは低減させることは可能だと
思います。
そのためにも、1日10分〜20分座ること
をオススメします。
つまり、座禅、瞑想とか言われるものです。
余り形にこだわらず、それよりも自我(思考)
から離れる時間を作ることの方が大事です。