古傷が痛んで、前に進めないときは?
世の中には、あの人はいつも運がいい。
また、逆になにをやってもツキががない。
どちらの人の話も聞くことがある。
実際、幸運とは文字通りただの運なので
しょうか?
ただの運任せなら、自分ではどうしよう
もないということになります。
さらに言えば、運というよりなんか
スピリチュアル的な理由となると
途端に眉唾ものの話になってしまう。
もしそんな理由なら完全に思考停止に
なってしまう(笑)。
ところが、実は「運を引き寄せる」
科学があるというのだ。
ハートフォードシャー大学の心理学
教授のリチャード・ワイズマンが、
「運のいい人」と「運の悪い人」を
対象に調査を行った。
そして、両者の人生に異なる成果を
もたらすのは、
・まったくの偶然か、
・又は不気味(不可思議)な力か、
・それとも何か本質的な違いなのか
それらを検証したという。
その結果は、運は単なる偶然でも超常
現象でもなく、
その人の選択によるところが大きい
ことが明らかになったというのだ。
実際に教授は、1000人以上の被験者を
調査したという。
そして何と運の良い人の性質を発見した
というのだ。
その性質とは、
・新しい経験を積極的に受けいれ、
・外向的で、
・あまり神経質でなく
・直感に従い、
・前向きにものごとにチャレンジする
というものだったそうだ。
そもそも運は、生まれつきのもの
だろうか?
どうもそうではないようだ。
運の大部分は、その人の選択によって
もたらされるという。
そこで、教授は別の実験も行った。
運が悪い人に対して、運がいい人が
する行動を取るように指導した。
それによって、幸運な人と同じ成果を
得られるかを試した。
結果、その実験でなんと80%が、
運が良くなったと実感したという。
しかも彼らは運が良くなっただけ
でなく、幸福感も強くなったという
のだ。
では、与えられた機会を最大限に生かす
行動をしなければ、運のいい人でも悪い
ことが起こるのだろうか?
実はその通りなのだ。
「人は、やらなかったことを最も後悔する」
ということわざは、まさに真実なのだ。
コーネル大学の心理学教授、ティモシー・
ギロヴィッチ氏によれば、
人びとは、失敗したことより、
行動を起こさなかったことを二倍後悔
するという。
それはなぜか?
私たちは本能的に失敗を正当化するが、
何も試みなかったことについては、
どうしても正当化できないからだ。
運のいい人の態度は、失敗について
くよくよ悩まない。
そして、悪い出来事の良い面を見て、
そこから学ぶを得るのだ。
そして、彼らは総じて楽観的だ。
だとすれば、運に恵まれるには、
常に新しいことにチャレンジする
ことが大事だ。
いつもワンパターンの繰り返しで、
同じことばかりやっていると、
失うことはないかもしれないが、
これまで以上のものは手に入らない。
従って、何度でもチャレンジし、
失敗し、断念したにしても
そこから学ぶを得ることが
大事なのだ。
というより、それが学ぶための唯一の
方法ともいえるのだ。
失敗を恐れず、やらない後悔をしない。
そのためにもレッツチャレンジですね。
【引用:プレジデントオンライン】