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長野淳子プロのご紹介
言葉の力で自分も周りも幸せに(2/3)
朗読は作品に声で魂を吹き込む作業
披露宴だけではなく記念式典やパーティー、演奏会などの司会も手がけ、フリーアナウンサーとして順調に実績を積んできた長野さんは、2002年、新たに2つの言葉のステージを手に入れました。
そのうちのひとつが「朗読」。朗読の世界の奥深さを長野さんは「文字に声で魂を吹き込んで、生きた言葉にする作業」と表現します。「作者がその作品を通して何を伝えたかったのか、どんな思いで書いたのか、いろいろなことを考えながら作品とじっくり向き合って読み込んでいきます。作品が読み手の声を通してきちんと届いた時に初めて朗読は成り立ったと言えると思うのです」。
毎年6月には、東京で開催されるNPO日本朗読文化協会の「朗読の日」公演に出演されているほか、FMラジオ3で朗読番組を担当するなど朗読家としての舞台を広げて来た長野さん。現在は、朗読の魅力を多くの人に知ってもらいたい、と2つの朗読講座(仙台リビング社「大人のための朗読講座」、ラジオ3朗読講座「言葉を心の窓にして」)で講師を務めていらっしゃいます。「声を出して本を読むのは脳の血流をよくするんですよ。何より声を出すことで気分もスッキリするでしょ?」と長野さん。好きな作家だという向田邦子さんについて話す表情は、キラキラと目が輝き文学少女のころの横顔を垣間見た気がしました。「私も朗読をやってみたい」と思った方は、ぜひ講座に参加してみてはいかがでしょうか。
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