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折笠僚洋プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

ちょっと会社の話。資金調達はじめました

折笠僚洋

折笠僚洋

テーマ:生成AI

AIとスマートデバイスを組み合わせ、様々な現場の課題解決を目指す「ゲートウェイDX」
2年前、生成AIが本格的に登場してから、ずいぶんいろいろなものを作ってきました。

最初はAIチャットでした。しかし、ハルシネーションを抑えられず、当初の期待にも応えられないまま、1年ほどで利用が中止になってしまいました。

それからハルシネーションを抑える仕組みを作り込み、新しいRAGの仕組みを開発して、特許を出願するに至ります。

その間も、次々と新しいものを作っては提案していました。しかし、お客さんの要求はバラバラです。データ基盤の整備から始めたい会社もあれば、バイブコーディングでツールを量産したい会社もある。セキュリティを考えて時期尚早のローカルLLMを探す会社も。まさに百社百様。

そんな中で、RAGに的を絞って、エンタープライズ企業を狙いました。今になって思えば、ずいぶん狭いところを狙っていたと思います。見込み客を探すだけでもお金が湯水のように出ていく。ようやく話ができても競合は多く、どれを選べばいいのか分からない。結局、安いものが選ばれるか、もう少し様子を見ようと先送りされる。

それでも、できることを増やしていけば、いつかそれを必要としてくれる人や現場にたどり着けるはずだと、新しいものを作っては提案し、気づけばもう2年。

AIチャット、AI搭載SNS、AIナレッジベース、ドキュメントAI、AIアバター、音声対話AIと、売上こそ立たなかったものの、プロダクト予備軍がいくつもできて、技術とノウハウが山のように積み上がっていました。

いっぺん棚卸ししてみる

そこで、これまで作ってきたリアルタイム会話・通常会話・シナリオベースの発話という3つの動作モードをひとつのアプリに全部乗せし、切り替えて使用できる「AIキャスト」に集約し、いくつかのイベントに出展しました。すると、実際に窓口業務で使ってみたいとの話が!

よく聞くと、窓口業務で使うためにはヒアリングが重要とのこと。リアルタイム会話の中で、内容を確実に聞き取りつつ、条件によって会話も分岐できる仕組みが必要でした。そこで、必要な聞き取りをAIにミッションとして与え、条件に応じて会話を分岐させる仕組みを実装しました。

しかし、実証実験の直前、客先都合で頓挫しました…

それでも、技術はすでに実用段階までもってくることができました。あとは実際に使ってもらうだけです。しかし、いくつかあった話も、なぜか「使ってみよう」とならない。そんな中、投資家向けのイベントでこんな一言が。

「こういうの、他でも見るよねー」

確かに、AIと音声で会話するサービスは他にもあります。でも、私たちが作っていたリアルタイム会話は、普通の生成AIとの音声会話とは、会話の仕組みも実装も違います。ただ、その違いをうまく説明できていなかった。

だったら説明するより実際に触ってもらったほうが早い。少なくとも今まで作ってきたものを、誰かの判断を待つのではなく、自分たちで世の中に出してみよう。

そこで、リアルタイム会話に絞り、これまで開発してきたRAGも組み合わせて、個人利用者向けに約2週間で開発・リリースしたのが「BON10.com」です。(前の記事を参照)

きっかけは、ひとつの相談

ちょうどその頃、イベントで何度か顔を合わせていた方から、企画への提案について相談がありました。企画を実現するためのシステム開発が必要で、「こういうものは作れますか」というところから始まった話です。

その後もいろいろと相談を受ける中で、お客さんの課題を整理し、価格も含めて導入しやすい製品を組み合わせた、課題解決型の提案をされていることが分かってきました。

私たちも、お客さんの課題を聞いて解決方法を考えることは、これまで何度もやってきましたが、長くソフトウェア開発をやってきたこともあって、どうしても「ソフトウェアでどう解決するか」という発想になります。

ところが、この人はそこに境界を置きません。現場に出て課題を拾い、使えそうな製品を探し、必要ならそれができる人も探す。ひとつひとつは小さな案件でも、複数の現場に展開することで事業にしていく。

これがマーケットインということなのか?

ソフトウェアの中だけで考えていたら出てこない仕事の作り方を、初めて目の前で見た気がしました。そして、これは一方的にこちらが学んだだけの話でもありません。

こちらが作ってきたAIについても、さまざまな現場での活用方法を提案し、実際にいろいろな方に紹介してくれました。

中でも「BON10.com」を気に入ってくれて、キャラクターをサイネージや受付などに組み込めないかと、自身の提案の中でも使い方を考えてくれるようになりました。

私たちも、AIやソフトウェアと、サイネージ、NFC、スマートロックなどのデバイスを組み合わせて考えるようになりました。

「ゲートウェイDX」という答え

そこで今、私たちが取り組みはじめているのが「ゲートウェイDX」です。

人と施設、人と店舗、人とサービスが接するところには、必ず入口があります。受付、案内、入退室、問い合わせなどです。

そこにAIだけを置くのではなく、サイネージ、NFC、スマートロック、ネットワークカメラなどを組み合わせる。さらに画像認識や機械学習、これまで培ってきたWebシステムの技術も使って、人とサービスの間にある「ゲートウェイ」を仕組みとして作っていく。

ただし、何でも人から機械やAIに置き換えたいわけではありません。

夜間の対応、繰り返しの案内、鍵の受け渡し、状況の確認など、人がやるには負担が大きい仕事や、常時対応するのが難しい仕事を仕組みに任せる。そして、人が必要なところは人につなぐ。

人に代わるところは代わる。でも、人を遮らない。

そんな現場のDXを「ゲートウェイDX」として形にしていこうとしています。

本格展開に向けて

ただ、ここまで来ると、これまでのソフトウェア開発とは少し事情が変わってきます。

すでに、スマートディスプレイやスマートロックなどのデバイスを仕入れ、試験的な開発を始めています。各社のAPI仕様を調べ、実際に動かしながら、どんなことができるのか、どう使えるのかをひとつずつ検証しています。

さらに、お客さんの「こうしたい」をシステムの仕様に落とし込み、ソフトウェア上の情報を実際のモノの動きにつなげていく。ひとつの組み合わせができれば終わりではなく、実際の現場に導入し、運用し、別の現場にも展開できる形にしていく必要があります。

当然、ソフトウェアだけを作っていた頃より、先に必要になるお金も増えます。

そこで今回、このゲートウェイDXを本格的に展開していくために、DPO(Direct Public Offering/直接公募)による資金調達を始めることにしました。

今回は最大5,000万円の調達を予定しています。

調達した資金は、開発だけではなく、実機を使った検証や製品・サービス化、そして実際にお客さんへ届けていくための営業・販売活動などに使わせていただく予定です。

現在は正式な募集に先立って、投資意向調査を実施しています。

ここまで読んでいただいて、「ちょっと面白そうだな」「もう少し詳しく見てみようかな」と思っていただけましたら、まずは今回の資金調達についてのお知らせをご覧ください。

▼ DPOによる資金調達開始のお知らせ
https://www.ocids.com/info/6aa109f30a2a80c981aee3a3

それではよろしくお願いしますm(_ _)m

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折笠僚洋
専門家

折笠僚洋(プログラマー)

オーシー株式会社

3Dキャラクターと音声を用いた対話型AIやナレッジ基盤の設計・開発を行い、企業のAI活用を支援。ドキュメント解析やRAG構成なども含め、既存データを生かした仕組みづくりに取り組んでいます。

折笠僚洋プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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