なぜ多くの中小企業のSNSは成果が出ないのか
こんにちは。nola株式会社の池田真知子です。
私は京都を中心に、中小企業の広報支援やSNS運用支援を行っています。
最近、企業様からご相談いただく内容で特に増えているのが、「採用」に関するお悩みです。
「求人サイトに掲載しても応募が来ない。」
「やっと応募があっても、面接まで進まない。」
「若い世代からの応募がほとんどない。」
業種は建設業、製造業、美容室、介護事業所、飲食店などさまざまですが、多くの企業が同じような課題を抱えています。
その一方で、SNSを上手に活用し、「この会社で働いてみたい」と思ってもらえる企業が少しずつ増えてきました。
今回は、私が企業様をご支援する中で感じている、「なぜ今、中小企業の採用にSNSが必要なのか」についてお話ししたいと思います。
求人票だけでは会社の魅力は伝わらない
求人サイトやハローワークには、
- 仕事内容
- 給与
- 休日
- 勤務地
- 勤務時間
など、必要な情報が掲載されています。
もちろん、これらは応募を検討する上で欠かせない情報です。
しかし、求職者が本当に知りたいのは、それだけではありません。
私自身、企業の採用支援をしていて強く感じるのは、求職者は「働く姿」を知りたいということです。
例えば、
- 職場の雰囲気
- 一緒に働く人
- 社長がどんな人なのか
- 入社後の教育体制
- どんな想いで仕事をしている会社なのか
こうした情報は、求人票だけではなかなか伝えることができません。
だからこそ、SNSが必要なのです。
学生や若い世代は、応募する前に会社を調べています
今の学生や20代の求職者は、応募する前に企業名をインターネットで検索することが当たり前になっています。
ホームページを見るだけでなく、
Instagram
TikTok
YouTube
X
なども確認し、
「どんな会社なのか」
「自分に合いそうか」
を見ています。
これは、商品を購入する前に口コミを調べるのと同じ感覚なのだと思います。
つまり、SNSは採用活動における「会社の第一印象」をつくる重要な役割を担っています。
求職者が見たいのは「日常」です
企業様から、
「何を投稿したらいいかわからない。」
というご相談をいただくことがあります。
私は、「特別なことを毎日発信する必要はありません」とお伝えしています。
例えば、
- 朝礼の様子
- 現場で働くスタッフの姿
- 新人教育の風景
- 先輩社員へのインタビュー
- 社長の仕事への想い
- 完成した仕事の裏側
こうした何気ない日常こそ、求職者にとっては貴重な情報です。
実際に働くイメージが湧き、「この会社なら安心して働けそう」と感じてもらえるきっかけになります。
SNSは「求人広告」ではありません
SNSで採用を成功させている企業には共通点があります。
それは、「求人情報」を発信しているのではなく、「会社のファン」を増やしていることです。
「求人募集中です!」
という投稿だけを繰り返しても、多くの人の心には残りません。
一方で、
社員が仕事を楽しんでいる様子や、お客様に喜ばれている姿、会社の理念や挑戦していることを発信している企業には、「この会社で働いてみたい」という共感が生まれます。
採用は、条件だけで選ばれる時代ではなくなっています。
「この会社の考え方が好き」「この人たちと働きたい」と思ってもらうことが、とても重要になってきています。
採用活動は、会社のブランディングでもあります
私はSNSのご相談を受ける際、「採用と集客はつながっています」とお話ししています。
会社の魅力を発信することで、
求職者だけでなく、お客様や取引先からの印象も良くなります。
例えば、
「社員を大切にしている会社なんだ。」
「地域に貢献している会社なんだ。」
「仕事に誇りを持っている会社なんだ。」
そんな印象は、採用だけでなく企業全体の信頼にもつながっていきます。
SNSは採用のためだけではなく、会社のブランドを育てるための大切な広報活動でもあるのです。
私がご支援する際に大切にしていること
私は企業様のSNSをご支援する際、「映える動画を作りましょう」とはあまり言いません。
もちろん見やすい動画や写真も大切ですが、それ以上に大切なのは、その会社らしさが伝わることです。
背伸びをした演出よりも、
普段の仕事に向き合う姿勢や、お客様との関わり、スタッフ同士の雰囲気を自然に伝える方が、求職者の心には届くと感じています。
だからこそ、私は企業様と一緒に、「この会社の魅力は何だろう?」というところから考えるようにしています。
最後に
中小企業の採用が難しくなっている今、求人票だけでは会社の魅力を伝えきれません。
だからこそ、SNSを通じて、
- 働く人の姿
- 会社の雰囲気
- 社長の想い
- 仕事へのこだわり
- 日々の取り組み
を発信し、「この会社で働いてみたい」と思ってもらうことが大切です。
採用は、人と人との出会いです。
その最初のきっかけをつくるのが、今の時代のSNSなのだと私は考えています。
もし、「求人を出しても応募がない」「採用のためにSNSを始めたいけれど、何を発信したらいいかわからない」というお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
御社らしい魅力が伝わる採用広報を、一緒に考えさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
池田 真知子


