こんにちは。
京都で中小企業の広報支援やSNS運用支援を行っている、nola株式会社の池田真知子です。
最近、経営者の方からこんな相談をいただくことが増えました。
「Instagramを頑張っているけれど問い合わせが来ない」
「毎週投稿しているのに売上につながらない」
「フォロワーは増えたけれど、何が良くなったのかわからない」
実は、これは決して珍しいことではありません。
SNSを始める企業は増えていますが、その一方で「成果を実感できていない」という企業も少なくありません。実際に、SNS運用では目的や評価基準が曖昧なまま運用が始まり、成果につながらないケースが多いという調査結果もあります。
では、なぜ多くの中小企業のSNSは成果が出ないのでしょうか。
私がこれまで多くの企業様の相談を受けてきた中で感じる、代表的な理由をお伝えしたいと思います。
理由① SNSを「投稿すること」が目的になっている
最も多いのがこのケースです。
毎日投稿している
リール動画を作っている
流行りの音源を使っている
しかし、
「誰に向けて発信するのか」
「何を伝えたいのか」
「最終的に何をしてほしいのか」
が決まっていない状態で運用している企業が少なくありません。
SNSは投稿することが目的ではなく、
問い合わせや来店、採用応募などの成果を生み出すための手段
です。
目的が曖昧なままでは、どれだけ頑張って投稿しても成果にはつながりません。
理由② フォロワー数ばかり気にしている
SNSの相談を受ける際、
「フォロワーを増やしたい」
という声をよく聞きます。
もちろんフォロワー数は大切です。
しかし、
フォロワー1万人でも問い合わせが来ないアカウントもあれば、
フォロワー500人でも毎月問い合わせが来るアカウントもあります。
重要なのは、
どんな人がフォローしているか
です。
例えば京都の工務店であれば、
全国の人に見られるよりも、
京都や滋賀で家づくりを考えている人に見てもらう方が価値があります。
フォロワー数は結果であって、目的ではありません。
理由③ 会社の強みが伝わっていない
多くの企業の投稿を見ていると、
・今日のランチ
・社内の様子
・作業風景
ばかりになっていることがあります。
もちろん親近感は生まれます。
しかし、お客様が知りたいのは
「この会社に頼む理由」
です。
なぜ選ばれているのか。
どんな想いで仕事をしているのか。
他社との違いは何なのか。
その部分が発信できていなければ、SNSは単なる日記になってしまいます。
SNSは企業の価値や専門性を伝える場所です。
理由④ 問い合わせ導線がない
意外と多いのがこちらです。
興味を持った人がいても、
・ホームページが古い
・LINEがない
・予約フォームがない
・問い合わせ先がわかりにくい
という状態では、そのまま離脱してしまいます。
SNSはあくまで「入口」です。
成果を出している企業は、
SNS
↓
ホームページ
↓
LINE登録
↓
問い合わせ
という流れをしっかり作っています。
理由⑤ SNSだけで売ろうとしている
ここは特に私が強く感じている部分です。
SNSだけでお客様を獲得しようとすると限界があります。
なぜなら、人は一度見ただけでは行動しないからです。
興味を持つ
↓
覚えてもらう
↓
信頼する
↓
問い合わせる
という流れが必要です。
私は企業様に、
「SNSは出会いの場」
だとお伝えしています。
そこからホームページやLINEにつながり、さらにお客様との関係を育てていくことが重要です。
実は新規集客より大切なこと
ここで多くの企業様が見落としていることがあります。
それは、
一度来てくださったお客様との関係づくり
です。
新しいお客様を集めることに一生懸命になり、
既存のお客様へのフォローができていない企業は少なくありません。
SNSで認知を広げることも大切ですが、
その後に関係を深める仕組みも必要です。
私はSNS支援とあわせて、手書き風の絵はがきを活用した「伍縁堂」というサービスも運営しています。
SNSで出会い、
LINEでつながり、
ハガキで関係を深める。
そんなデジタルとアナログを組み合わせた取り組みが、これからの中小企業には必要だと考えています。
最後に
SNSで成果が出ない企業には共通点があります。
投稿することが目的になっている
フォロワー数ばかり気にしている
強みが伝わっていない
問い合わせ導線がない
SNSだけで売ろうとしている
大切なのは、
SNSを単独で考えるのではなく、会社全体の広報活動として設計することです。
もし、
「頑張っているのに成果が出ない」
「何を改善すればいいかわからない」
という方は、一度SNSの運用状況を見直してみてはいかがでしょうか。


