社会保険料は、正しく計算してください。
経済雑誌「ダイヤモンド」のタイトルです。
この不景気ですから、解雇の相談はお客様の
規模の大小を問わず、
色々とお問い合わせをいただきます。
こういう相談に乗っていると、
「私の一言で、従業員の一生を左右しかねない」と、
いささか、重たい気持ちになることもあります。
ところで、誌面で一番参考となったのは、
広島電鉄の契約社員の正社員登用のお話。
読んでみると、正社員登用することで、
生活の安定化が図れるから、
結婚する従業員が増えたんだそうです。
なるほど・・・少子化、晩婚化の原因の一端は、
結婚適齢期世代の「経済安定」が必須なのだと
つくづく感じました。
さて、タイトルの解雇解禁ですが・・・
思うところは沢山ありますが、
ある程度の「解雇自由化」は企業が生き残る上で、
必要な気がします。
整理解雇のルール、企業に厳しい気もします。
そもそも論として・・・企業がつぶれたら、
整理解雇する以上の人間の失業を
生むような気もするのですが・・・
しかし、人の雇用の問題は
「算数」の計算だけでやってしまうのも、
いささか暴論にすぎるのも事実です。
三種の神器(年功序列、終身雇用、企業内労働組合)が
幻となっている現在、
企業の雇用のルールに関しても、
ある程度「弾力性」を持たせ、
労働移動のしやすい社会にする方が
よいのではないかと思います。
不景気業種から好景気業種へ、
労働力大移動が起こるような
下地を作ることが大事ではないかなと思います。