礼儀は大事だ
弁護士に定年はない。
自分に続けようという意思と体力があり
事件を依頼してくださる方がいる限り、仕事を続けることは可能だ。
ところで、弁護士も長く続けていると
所属弁護士会から表彰を受ける。
昨年のことであるが、僕のボスである加藤英範弁護士が
弁護士50年の表彰を受けた。
(今は僕もパートナーなので、正確にはもうボスではないのだが。)
加藤弁護士は、昨年喜寿であったので
事務所でも御祝いをした。
その際、所員からの寄せ書きを貼った色紙に
僕が似顔絵を描いたのだが、そのときの写真がこれだ。
僕は似顔絵を描くのが好きなのだ。
司法試験になかなか受からなかったとき
一瞬、「似顔絵作家でやっていけへんやろか」、と頭によぎったほどだ。
脱線したが、僕は、ボスのことをとても尊敬している。
50年という長きにわたって弁護士を続けていることが凄いことであるのはもちろん
ボスは、僕が登録1年目の青二才の時から
一貫して、僕を一人前として扱い、意見を尊重してきてくれた。
なかなかできることではないことだ。
そのおかげで、今の僕があると思っている。
そしてボスは、今でも、視野を広く持ち、バランス感覚を持って
事件処理に当たり続けている。
弁護士に定年はないから
基本的に(懲戒を除き)、強制的にやめなければならなくなることはない。
しかし、バランス感覚を失い、法的思考に陰りが見えるようなったら
弁護士としての職責を果たせているとはいえないだろう。
自分の意思と体力が続く限り
ボスのように、弁護士としての職責を果たし続けることが
僕の目標である。
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弁護士西村友彦(にしむらともひこ)
夷川通り法律事務所
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