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スポーツの指導者による体罰・ハラスメント

西村友彦

西村友彦

テーマ:子どもの権利

僕は、子どもの権利について、強い関心を持っている。
弁護士として、子どもたちのために、僕だからこそできることをしたい
ずっとそう思ってきた。

児童虐待や少年事件、いじめ問題に関わり
離婚や家族関係に巻き込まれる子どもの立場に立って
事件解決をしてきた自負はあるが
僕だからこそできることは何だろうか、とずっと考えてきた。

そんな折、アメリカのNCAAのアメフトの試合のテレビ放送を観た。
去年から、スカパーのチャンネルで放送されるようになったのである。

衝撃を受けた。

決勝戦ではない、準決勝を勝ち上がった、という試合の後
プロリーグであるNFLさながらの様相で
グラウンドには大量の紙吹雪が舞い、大きな表彰台が用意され
トロフィーなどが渡され、インタビューが大々的に行われるのである。
まさにお祭り騒ぎである。

かかっているお金が日本とはまるで違うことは
それを見ただけで歴然としていた。

試合中の解説を聞いていると、強豪校のエース格の選手ともなれば
スター扱いで、特に地元での持ち上げ方は凄まじいようで
スポンサーが個人につくこともあるようだ。

それと比べ、日本の大学スポーツ界の、何と貧相なことか。

人気スポーツである大学野球であっても
優勝が決定する試合ですら、注意していないと、いつやっているのか分からないくらい
ひっそりと行われ、ひっそりと終わっていく。

大学野球を貶めたいのではない。
日本では、それくらい、学生スポーツの地位が確立していない
ということを言いたいのである。

大学まで学生スポーツに打ち込んだ者として
日本スポーツ界において子どもたち(大学生を含む)を取り巻く状況を憂えてきた。

指導者の体罰は未だ根深く残っており
度々報道される。
体罰はいうまでもなく、ハラスメントが横行し、支配する構造は
およそ指導、教育とはいえないものである。

日本のスポーツ界の病巣は、子どもたちに対してだけではなく
大人に対しても存在しているのであるが
僕ができることは、「子どもの権利」の観点から

スポーツ界において
子どもたちが、いかにして自分たちの権利を護っていくべきか
を発信していくことではないか、と思い至った。
これから、そのような発信を行なっていきたい。

僕の発信が、一人でも多くの子どもの目にとまることを期待したい。

そして
自分がやっているスポーツの指導者の言動に疑問を持っている子どもたちは
是非僕に連絡してほしい。
力になりたいと思っている。


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弁護士西村友彦(にしむらともひこ)

夷川通り法律事務所

事業内容
■ 企業法務
■ 民事事件
■ 家事事件
■ 少年事件

〒604-0966
京都市中京区夷川通富小路西入俵屋町300 ムロビル2階
電話075-231-0026
営業時間平日9:00~17:00(定休日土・日・祝)

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西村友彦
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西村友彦(弁護士)

夷川通り法律事務所

トラブルを未然に防ぐことを目指し、中小企業、個人事業主を含む企業法務、不動産関係、信託、離婚、遺産分割、宗教法人関係、少年事件など幅広い分野の事件に対応し、解決へと導いていく弁護士として活動している。

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