「塾ジイのBAR」8 ー「夏休み、結局うちの子は勉強しなかった!」ー
Don’t assume.
今週、塾ジイの
「ボイスコラム」
「BAR」
「部屋」
そして「若い頃の苦い思い出」
を続けて読んでいて、私の頭に浮かんだ言葉があります。
Don’t assume.**
――決めつけるな。
今回は、少し保護者の皆さんの立場から、塾ジイの話を振り返ってみたいと思います。
「うちの子、あまり勉強していないんです」
保護者の方から、よく聞く言葉です。
「夏休み、結局あまり勉強しなかったんです」
「家では全然勉強しているように見えなくて……」
もちろん、本当に勉強していないこともあるでしょう。
でも、
**「勉強しているように見えない」=「頑張っていない」**
なのでしょうか。
塾ジイの「ボイスコラム」では、夏休みの努力がすぐに結果として表れるとは限らない、という話が出てきます。
[「塾ジイのボイスコラム1 ―夏休みの本当の成果とは?―」](https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5234666/?utm_source=chatgpt.com)
子どもの成長は、テストの点数のように毎回数字で確認できるものばかりではありません。
昨日より少し机に向かうようになった。
以前より質問するようになった。
自分から塾に行くようになった。
そんな小さな変化が、後になって大きな成果につながることもあります。
だからこそ、
**「今、結果が出ていない」ことだけで、その子の努力まで決めつけない。**
これは、私たち大人が意識しておきたいことなのかもしれません。
「僕だって、頑張ったんだけどな……」
もう一つ、塾ジイの「部屋」で印象に残った言葉があります。
**「僕だって、頑張ったんだけどな……」**
子どもから、こんな言葉を聞いたことはありませんか?
親からすると、
「もっとできたはず」
「もっと頑張れたはず」
と思ってしまう。
でも、子どもの側には、
「僕なりには頑張った」
という思いがある。
このすれ違いは、決して珍しいことではありません。
[「塾ジイの部屋15 ―『僕だって、頑張ったんだけどな……』―」](https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5234496/?utm_source=chatgpt.com)
そんなとき、
「なんで、もっと頑張れなかったの?」
と聞く前に、
**「あなたなりに頑張ったところは、どこだった?」**
と聞いてみる。
それだけでも、子どもの口から出てくる言葉は変わるかもしれません。
子どもを伸ばすためには、
「できていないこと」を探すだけではなく、
**「できたこと」を一緒に見つけることも大切です。**
「心配だからこそ、言い過ぎてしまう」
親は、子どものことが心配です。
受験が近づけば、なおさらです。
「このままで大丈夫?」
「もっと勉強しないと間に合わないよ」
「そんなことしていて大丈夫なの?」
ついつい、言葉が増えてしまいます。
でも、その言葉の根っこにあるのは、
**「心配だから」**
なんですよね。
塾ジイのBARでは、そんな保護者の気持ちを考えさせられる場面があります。
[「塾ジイのBAR 8 ―『夏休み、結局うちの子は勉強しなかった!』―」](https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5234458/?utm_source=chatgpt.com)
親にとっては「心配しているだけ」。
でも、子どもにとっては、
「信じてもらえていない」
「どうせ自分はダメだと思われている」
と聞こえてしまうことがあります。
だから、ときには、
「今、どう思ってる?」
と、子どもの気持ちを聞いてみる。
答えがすぐに返ってこなくてもいい。
まずは、聞いてみる。
それだけでも、親子の距離は少し変わるのではないでしょうか。
「今の成績」と「この子の可能性」は同じではありません
今週、私が最も考えさせられたのが、塾ジイの「若い頃の苦い思い出」です。
若い頃の塾ジイが、ある生徒について、
「今の成績では、希望する高校はかなり厳しい」
と伝えた。
その後、その生徒は別の塾へ移り、そして後になって、塾ジイはその子の名前を合格者の中に見つけます。
この話には、
**「今は厳しい」と「この子には無理」は違う。**
という、とても大切なメッセージがあると思います。
[「塾ジイ、若い頃の苦い思い出 ―見えない『諦めという名の鎖』―」](https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5234938/?utm_source=chatgpt.com)
もちろん、現実を見ることは必要です。
成績を無視して、
「絶対大丈夫」
と言うことが正しいわけではありません。
しかし、
**現実を伝えることと、可能性を閉じることは違います。**
今の成績は、その子の「現在地」を教えてくれるもの。
それは、
**その子の「未来」を決めるものではありません。**
「決めつけない」というのは、何でも肯定することではない
ここは、私自身も大切にしたいところです。
「決めつけない」というのは、
「何でも大丈夫」
「何でも子どもの好きにさせる」
ということではありません。
現実は、きちんと見る。
必要なことは、きちんと伝える。
でも、
**「今こうだから、これからもずっとこうだ」**
とは決めつけない。
「この子は勉強が苦手」
「この子は集中力がない」
「この子は受験に向いていない」
そんな言葉を、私たちは知らないうちに使ってしまうことがあります。
でも、その「今」が変わる可能性を、最初から閉じてしまってはいけない。
もしかすると、私たち大人も「決めつけて」いる
考えてみれば、子どもだけではありません。
親も、
「この子はこういう子」
というイメージを持っています。
先生も、
「この生徒はこういうタイプ」
と考えることがあります。
そして、本人自身も、
「自分はどうせ無理」
と思い込んでしまうことがあります。
一度ついてしまったイメージは、なかなか外れません。
だからこそ、
**Don’t assume.**
――決めつけない。
この言葉を、ときどき自分自身に向けてみる必要があるのだと思います。
子どもを見るとき、ほんの少しだけ「余白」を
子どもを見守るというのは、
「何もしない」
ということではありません。
むしろ、
よく見る。
よく聞く。
そして、すぐに結論を出さない。
そんな姿勢なのかもしれません。
「今はこうだけど、もしかしたら変わるかもしれない」
そんな「余白」を残しておく。
それは、子どもにとっても、親にとっても、大切なことではないでしょうか。
Don’t assume.――決めつけない。
今週、塾ジイの話を読みながら、私は改めてそう感じました。
心配することも、叱ることも、励ますことも、すべて子どものため。
でも、その「子どものため」という気持ちが強くなりすぎると、
いつの間にか、
**「この子はこうだ」**
と決めつけてしまうことがあります。
塾ジイの「ひとりごと」にも、そんな親の心配が子どもに伝わっていくことについての話があります。
[「塾ジイのひとりごと ―『心配』は、子どもにも伝わる―」](https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5234598/?utm_source=chatgpt.com)
だからこそ、ほんの少しだけ立ち止まって、
「私は今、この子を決めつけていないかな?」
と考えてみる。
それだけでも、子どもの見え方が変わることがあるのではないでしょうか。
**「今は厳しい」と「この子には無理」は違う。**
**「今、できていない」と「これからもできない」も違う。**
子どもの「今」を見ることは大切です。
でも、その「今」だけで未来まで決めない。
それが、今週のJRで私が塾ジイから受け取ったメッセージです。
さて、来週の塾ジイは、どんな話をしてくれるのでしょう。
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