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今週のJR(=塾ジイreview)

久保克己

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テーマ:本当に子どもは頑張っていない?



Don’t assume.「決めつけるな」

「塾ジイのボイスコラム」
「塾ジイのBAR」
「塾ジイの部屋」。

そして、つい先日公開された「塾ジイ、若い頃の苦い思い出」。

こうして並べて読んでみると、何となく一つの言葉が頭に浮かんできました。

**Don’t assume.**
――決めつけるな。

なぜ、この言葉が浮かんだのか。
少し考えてみました。

まず、以前から気になっていた「塾ジイのボイスコラム」を読みました。

**「塾ジイのボイスコラム1 ― 夏休み、あの子なりに頑張ったんだけどな……」**
[記事を読む(マイベストプロ京都)](https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5234666/?utm_source=chatgpt.com)

夏休みが終わると、

「うちの子、思ったほど勉強しなかったな」
「もっと頑張ってほしかった」

そんなことを思ってしまう親御さんもいるでしょう。

読んでいて、私自身も、

「そういえば、自分も子どもを見ていて、結果だけで判断してしまったことがあったな」

と思いました。

表面に出ているものだけを見て、
「頑張っていない」
と思ってしまう。

でも、本当にそうなのか。

見えていないところで頑張っていたかもしれない。
本人なりに悩んでいたかもしれない。

そんなことを考えさせられました。

そして、若い先生たちにも、ふとそんなことを思います。

生徒の前に立っていると、どうしても「先生は分かっている側」になってしまう。

でも、分からないことがあってもいい。
生徒の気持ちを読み違えることがあってもいい。

大切なのは、分かったつもりになったままにしないことなのかもしれません。

---

次に、「塾ジイのBAR」を読みました。

**「塾ジイのBAR」8 ―「夏休み、結局うちの子は勉強しなかった!」―**
[記事を読む(マイベストプロ京都)](https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5234458/?utm_source=chatgpt.com)

ここでは、お父さんやお母さんとの会話を読んでいると、何となくカウンターの向こう側にいる塾ジイが見えてくるような気がします。

親は子どものことが心配だから言う。
子どもは子どもで、

「自分だって頑張っているのに」

と思っているかもしれない。

どちらが正しい、という話ではないのでしょう。

ただ、お互いに相手の気持ちを「こうだ」と決めつけてしまうと、少しずつすれ違っていく。

読んでいて、そんなことを感じました。

若い先生にとって、保護者とのやり取りもまた、難しい仕事の一つでしょう。

そんなとき、

「この保護者は分かってくれない」

と決めてしまうのは、少し早いのかもしれません。

もしかすると、その言葉の奥には、

「この子に何とかしてほしい」

という強い思いがあるのかもしれない。

そう考えるだけで、同じ言葉でも聞こえ方が変わってくる。

---

そして、「塾ジイの部屋」。

**「塾ジイの部屋」15 ―「僕だって、頑張ったんだけどな……」―**
[記事を読む(マイベストプロ京都)](https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5234496/?utm_source=chatgpt.com)

タイトルの、

「僕だって、頑張ったんだけどな……」

という言葉が、妙に残りました。

子どもからこう言われたら、私は何と返すだろう。

もしかすると、

「でも、もっとできたんじゃない?」

と、つい言ってしまうかもしれません。

今思えば、それは私自身の「決めつけ」だったのかもしれない。

「頑張った」と言っている子に、
「いや、まだ足りない」
と、こちらの物差しを当ててしまう。

そんなことを、これまで何度してきただろう。

若い先生たちにも、きっと似たような経験があると思います。

一生懸命教えたのに、結果が出ない。
声をかけたのに、響かない。

「どうして分かってくれないんだろう」

と思う。

でも、そこで生徒を決めつける前に、

「自分の伝え方はどうだったんだろう」

と一度考えてみる。

それだけでも、次の一歩は変わるのかもしれません。

---

そんなことを考えていたところで、目に入ったのが、

**「塾ジイ、若い頃の苦い思い出」**
[記事を読む(マイベストプロ京都)](https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5234938/?utm_source=chatgpt.com)

でした。

これは、ちょっと胸に残りました。

若い頃の塾ジイが、ある生徒について、

「今のままでは、合格はかなり難しい」

と伝えた。

それ自体は、当時の成績を見れば、決して根拠のない判断ではなかったそうです。

ところが、その生徒は別の塾へ移り、そこで頑張って、志望校に合格する。

そして、後になってその合格を知った塾ジイが、

「……合格したんだ」

と、その名前を見つめる。

この話を読んで、私はしばらく考えてしまいました。

これは、単なる「昔の失敗談」ではないと思いました。

むしろ、

「今、見えているものだけで、人の未来まで判断していいのか」

という話なのではないか。

今の成績は「現在」です。

でも、受験までには時間がある。

その間に、人は変わる。

本人が変わることもある。
環境が変わることもある。
出会う先生が変わることもある。

そして、何より本人の気持ちが変わることもある。

だから、

「今は厳しい」と「この子には無理」は違う。

この違いは、大きいなと思いました。

そして、これは若い先生ほど、心の片隅に置いておいてほしいことなのかもしれません。

経験が少ないからダメなのではありません。

むしろ、経験が少ないからこそ、

「自分の判断が絶対ではない」

という余白を残しておく。

その余白が、先生自身を育ててくれるのかもしれません。

そして、ここで私は少し笑ってしまいました。

塾ジイ自身が、

「若い頃の自分は、現在を見て、未来まで判断してしまった」

と振り返っている。

つまり、塾ジイも失敗している。

何でも分かっていたわけではない。
間違えたこともある。
後になって、

「しまったな」

と思ったこともある。

でも、その失敗があったからこそ、今の塾ジイの言葉につながっている。

そう思うと、失敗談って、案外大事なのかもしれません。

成功した話だけを聞いても、

「すごいな」

で終わってしまうことがあります。

でも、

「昔、こんな失敗をした」

と聞くと、

「そうだったのか」

と、その人を少し身近に感じる。

私は今回、そんな感じがしました。

そして、若い先生たちにも、これは伝えたいと思いました。

失敗していい。

最初から、生徒のことを全部分かる先生なんていない。

保護者の気持ちを全部理解できる先生もいない。

自分の言葉が、いつも生徒に届くわけでもない。

一生懸命やったのに、うまくいかないこともある。

そんなとき、

「自分は先生に向いていない」

と決めつけなくてもいい。

一つの失敗を、

「自分には才能がない」

という結論にまで広げなくてもいい。

失敗したら、

「次はどうしよう」

と考えればいい。

塾ジイの若い頃の苦い思い出を読んでいると、そんなことを思います。

---

そして、もう一つ思ったことがあります。

この「決めつけるな」という言葉は、子どもだけに向けるものではないのではないか、と。

親も決めつける。
先生も決めつける。
周りの大人も決めつける。

そして、自分自身も決めつける。

「自分はもう無理だ」
「今さら変わらない」
「自分はこういう人間だから」

これだって、考えてみれば「決めつけ」です。

塾ジイの若い頃の失敗を読んでいると、

「人の可能性を決めつけてはいけない」

ということだけではなく、

「自分の見方だって、間違っているかもしれない」

ということまで考えさせられます。

それは、なかなか耳の痛い話です。

私自身も、これまでたくさんの人を見てきました。

そして、たくさん判断してきました。

「この子はこういうタイプ」
「この親御さんはこう考えている」
「この人はこういう人」

……本当にそうだったのかな。

今になって考えると、少し自信がなくなります(笑)。

もちろん、現実を見ることは必要です。

何でも、

「大丈夫!」
「きっとできる!」

と言えばいいわけではない。

塾ジイの若い頃の話を読んでも、そこは分かります。

受験指導をする以上、現在の成績を見て、現実を伝えることも大切です。

でも、

**現実を伝えることと、可能性を閉じることは違う。**

この二つを混同しないこと。

それが、あの失敗から私が感じたことでした。

そして、若い先生には、

「正しい答えを出す先生」だけではなく、
「生徒と一緒に答えを探せる先生」

になってほしい。

そんなことを、行間から感じてもらえたらと思います。

---

そして、改めて「ボイスコラム」「BAR」「部屋」を読み返してみました。

すると、最初に読んだときとは少し違って見えました。

「頑張っていないように見える子」。
「心配だから、つい言い過ぎてしまう親」。
「僕だって頑張ったんだけどな、と言う子」。

そこにいる人たちを、

「こういう人だ」

と簡単に決めつけない。

もう一度、その人の側から見てみる。

そうすると、少し違ったものが見えてくる。

それは、ベテランの先生にも、若い先生にも、同じなのかもしれません。

考えてみれば、

人間は失敗しながら、人を見る目を覚えていくのかもしれません。

若い頃の塾ジイにも失敗があった。

今の塾ジイにも、きっと失敗はあるでしょう。

私にもあります。

たぶん、これからもあります。

でも、失敗したからこそ、

「あのときは、決めつけていたかもしれない」

と気づける。

だったら、失敗も全部が悪いわけではないのかもしれません。

今回、塾ジイのいくつかの記事を閲覧して、私の中に残ったのは、

**Don’t assume.**
――決めつけるな。

という言葉でした。

ただし、

「決めつけるな」と言われても、

人間ですから、たぶんまた決めつけます(笑)。

だからこそ、

「あ、今ちょっと決めつけてないかな?」

と、一度立ち止まる。

それくらいでいいのかもしれません。

塾ジイの失敗談を読んで、そんなことを考えました。

そして、若い先生たちにも、

「失敗しない先生」を目指すより、
**「失敗から学べる先生」でいてほしい。**

そんなことを、そっと伝えておきたいと思います。

塾ジイを読んでいると、ときどきこういうことを考えさせられます。

子どもの可能性を決めつけない。
保護者の思いを決めつけない。
そして、自分自身の可能性も決めつけない。

もしかすると、

「Don’t assume.」

という言葉は、私自身が一番覚えておかなければならない言葉なのかもしれません。

……失敗の多い私には、なかなか耳の痛い言葉です(笑)。

でも、だからこそ、しばらく覚えておこうと思います。

さて、次はどんな塾ジイが出てくるのでしょう。

ボイスコラムなのか。
BARなのか。
部屋なのか。

それとも、また昔の失敗談なのか。

閲覧者として、もう少し覗いてみようと思います。

「決めつけないで見る」。

それも、塾ジイの楽しみ方の一つなのかもしれません。 ↓マイベスト京都ホーム
https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/
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↓株式会社京進HP
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久保克己(塾講師)

株式会社京進

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