カラーユニバーサルデザイン(CUD)の重要性とは
皆さんのお店や会社のDMやリーフレットの制作方法が一昔前とは全く変わってきました。
その最も大きな原因は「ネット注文ができる印刷会社」が増えたことです。
小ロットだからここが苦労した
もともと小ロットであろうが大ロットであろうが、印刷する以上は印刷会社に頼むしかありませんでした。たった100枚程度しか必要ないものでもわざわざ印刷会社の営業マンに依頼し、少しでもコストを下げるために色数を減らしたり、片面で済ませたりしていました。
しかし、最近ではネットによるデータ入稿で発注できる印刷会社がどんどん出現し、たった10枚程度の小ロットのものでも簡単に発注できるようになりました。
このシステム自体は印刷会社の生き残りをかけた熾烈な競争を生んでいますが、発注する側にとってはこれほど便利でコストパフォーマンスの高いものはありません。
便利なのはわかるけど一般人には発注が難しい。
その便利さで一気にシェアを伸ばしてきたネット発注ですが、問題はその発注するデータをどうするかです。一般的にビジネスで使用されているワードやパワーポイントなどでも出校することは可能ですが、やはりそこは専門のソフトでデザイナーが仕上げたものと大きくクオリティーに差が出ます。社内文書など表に出ないものであればそれでもかまわないでしょうが、販促で使用するツールとなるとお店のイメージを左右する大事なアイテムですから素人仕事というわけにはいきません。
だからといって専門のソフトを一般人が使いこなせるわけもなく、結局印刷会社やデザイナーに頼ることになってしまいます。
印刷会社のマージンは軽減できる
そこでおすすめなのは、デザインとデータの作成のみデザイナーに発注し、印刷の発注はネットで済ますという方法です。この方法なら最低限印刷会社のマージンは軽減できる上、小ロットの対応も可能です。しかも普通に営業マンを通して印刷会社に頼むよりもずっと割安です。
印刷会社を通すとデザイン料にもマージンがのる
あまりいわれていませんが、印刷会社の場合デザイン料にもマージンがのってくるのが普通です。デザインが外注の場合はもちろん、デザインを内部のデザイナーでこなす場合も部署毎のコストを見ますのでデザイン料がのっかってきます。そしてそれが意外と外注よりも高い場合が多いのです。
デザインはデザイン会社、印刷はネット発注
ですからコストのことを考えるとこの方法が効率的です。そして最も大切なことはデザインについてデザイナーと直接話ができるということです。印刷会社の場合小ロットの仕事ではわざわざデザイナーが同行してくれるようなことはほとんどありません。ですからデザインの方向性や要望は営業マンを介して伝えることになってしまいます。これが思ったようにデザインが上がってこない最も大きな原因です。
ところがデザイナーに直接話ができれば意思疎通もスムーズですし、不要な修正も少なくて済みます。
デザイナーの側からも営業マンを介して説明を受けるより、クライアントから直接話を聞けた方がいいに決まっています。
信頼できるデザイナーを見つけ、ネット発注をうまく活用する
このようなことから、これからの販促に関わる小ロットの印刷は、「デザインはデザイナー(デザイン会社)」「印刷はネット発注」これが常識となるでしょう。「適材適所」「餅は餅屋」そういったことがまさに販促物の制作に関わる常識にも浸透するのは間違いありません。
コイズミデザインファクトリーのグラフィックデザイン→