伝わる人の『返し方』

太田英樹

太田英樹

テーマ:コーチングコミュニケーション



キャッチ&リリースで人間関係を滑らかに


Aさんが、赤いペンを使いたいなぁと思ったとき、Bさんに「赤いペン持ってる?」と聞いたときの返答
1.「ない」
2.「なんで?」
3.「緑ならあるよ」

どの返答がいいんでしょうね。
1.は、一見素っ気ない感じはしますが、相手の質問に的確に答えています。
ただ、やっぱり少し冷たさを感じるかもしれませんね。
2.は、Aさんの質問に、質問で返している時点で答えになってないんですが、もしかしたらBさんとしては、用途によって返答が変わるという判断があったのかもしれません。
ただ、この返答だけだと、質問に質問で返した意図がわからない。
3.は、Bさんとしては、赤いペンは持ってないけど、緑のペンならあるよということが言いたいんだと思いますが、Aさんの質問に対する答えとしては違和感があります。

じゃあ、どんな返答がいいのか。
「赤いペンは持ってないけど、何に使うの?緑のペンじゃ代用できない?」
まず相手の関心事である、質問にちゃんと答えたうえで、こちらの代替案は役にたつのか立たないのか、質問する。

コミュニケーションは、相手の関心事と自分の関心事が錯綜します。
自分の関心事だけ押し付けても、相手の関心事だけに配慮しても、うまくいかず、その両方をちゃんとキャッチ&リリースするのが、コミュニケーションです。

上司先輩で、「何度同じこと言わせるの!」と声を荒げる人をときどき見かけますが、これも同じです。
上司先輩としては、何度も同じミスに注意してきた歴史があり、それに対して頭を悩ませ、苦労してきた経緯があり、そして今また同じミスをする部下後輩が目の前にいるから、怒ってる。
上司先輩としては、積み重ねの結果であり、突然ヒステリックに怒っているつもりはない。

じゃあ、部下後輩の目線ではどうか。
同じミスをしている認識はあり、意識はしているのかもしれないし、もしかしたら、ミスはあるものの、それぞれ別の性質のものだと思っているかもしれないし、その時その時の事情が違うのかもしれない。
どちらにしろ、上司の歴史経緯はわからないし、頑張っているのに一つのミスで突然怒られたと思うでしょう。

そもそも、人は自分の関心事が中心になります。
ゆえに、相手の関心事から入られても、耳に入ってきません。
いわゆる、「聞く態勢」ができていない状態です。
そんな状態では、上司先輩がいくら正しいことを言っても素直に頭に入らない。

まずは、相手の関心事に寄り添うところから入り、自分の関心事を伝える。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチングコミュニケーション研修により、社内コミュニケーションの円滑化、人材定着率や顧客満足度向上、事業成長に繋げます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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