「きっと当たる!」息子の思考に隠された力

太田英樹

太田英樹

テーマ:コーチングコミュニケーション



未来を引き寄せる無意識の信号



先日、妻からLINEが来ました。
テレビ番組の企画に応募して、近江牛1万円分が当たった、と!

スマホでの応募で、妻のスマホを使ったものの、息子が懸賞好きで、息子の希望で応募したんですが、昔からうちの息子はこの手の当選確率が異様に高い!

私は、どうせ当たらないだろうからと、そもそも応募しないタイプですが、息子は、当たるイメージしかないらしい。

これって、ものすごく大事なことで、たとえば職場で、上司に何か提案するのに、「どうせオッケーしてくれないだろう」と思いながら伝えるのと、「きっと伝わる」と思いながら伝えるのとでは、結果がうまくいく確率が変わります。

これにはちゃんとロジックがあって、みなさんは人間の脳は電気信号を送っていることはご存知だと思います。
右手を挙げようと思ったとき、右手をあげる動作は意図的な信号として送られますが、右手右肩の細かい筋肉のどこを動かすかは無意識の信号として送っています。

同じように、上司に伝えるという行為も、意図的な信号と無意識の信号が送られる。
「どうせ伝わらない」と思っていると、無意識に態度や口調に出るので、上司に真剣さや思いが足りないように感じられてしまい、オッケーされない。
「きっと伝わる」と思っていると、態度や表情にも出るし、伝わる工夫をしようとするので、オッケーされる。

私は、研修や1on1 をするときは、「必ず伝わる、必ず変われる」と本気で信じて関わります。
無理かもしれない、と思ったらそれが現実化する。
なので、信じて、疑わない。

息子のすごいところは、今回ダメでも、次は当たる、と本気で思えるところ。
これも大事で、私たちは、今回ダメだと、「ほら、やっぱりダメだった。だから、次もダメに違いない」と思い込んでしまう。

これを、ベイシックミステイクスと言います。
人間は経験から学習するので、このベイシックミステイクスをやっていると、未来の結果も変わらない。うまくいかない人は、ずっとうまくいかないとなる。

アドラーは、未来は変えられると言っています。
過去の結果は変えられないけど、「やっぱりうまくいかないから、やらない」を選択するか、「次はうまくいく」を選択するかは、自分で決められる。

未来を決めているのは自分です。
そこに気付けて、選択を変えられる人が、未来を変えられる。

ちなみに、近江牛が届く日は、私は長期遠征中で、食べさせてもらえないらしい・・・

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチングコミュニケーション研修により、社内コミュニケーションの円滑化、人材定着率や顧客満足度向上、事業成長に繋げます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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