「変わらない」相手との関わり方を変える方法

「どうせあいつは言っても改善しない」と決めつけながら、相手の言動にイライラしているのは、自己矛盾じゃないかなと思っています。

何度も何度も注意して、改善を促してきたけど、いっこうに良くならない。
その経験則から、あいつは言っても無駄、というレッテルを貼ることになるわけですが、
なのに、また相手の言動を見てイライラする。

改善してほしい、でも現状はそうではない、というギャップから感情が動いている。
つまり、変わってくれることを期待しているのにそうならないからイライラする。

「変わらない」とレッテルを貼ってるのに、変わることを期待して、それが果たされずにイライラする。
自己矛盾です。

本当に変わらないと思っているなら、期待することもないし、イライラする必要もない。
だって、そういう人なんだから。

でも、変わってほしいと思うなら、「変わらない」というレッテルを外して、「変われる」と信じて、アプローチを変えてみましょう。
あなたが、見方を変えて、言動を変える。

直接、ストレートに改善要求するほうが簡単ですし、アプローチとしては早い。
でも、結果として変わらないのであれば、いくら簡単なアプローチでも無駄な作業の積み重ねでしかない。
なら、多少手間でも、見方を変えて、自分が変わるほうが、ゴールへの到達時間が短くなる。

私としては、「うさぎと亀」の話のようなもので、早く結果を出したいなら、手間を惜しまないこと。
アドラー心理学の理論理屈は、「なんでこっちがそんな面倒な考え方しなきゃいけないの？」と思うところがけっこうあります。

それは、結果的にそのほうが早い、というか、それが一番良いアプローチだから。
私はそう思って、みなさんに伝えています。

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