母の日の作戦会議

太田英樹

太田英樹

テーマ:コーチングコミュニケーション



10分で完了、親子でつくる対等な相談タイム



毎年、母の日と妻の誕生日には、息子と作戦会議をしています。

もう6年になるかな。
私がアドラーを学んで以来、うちの家庭は横の関係なので、作戦会議では対等に相談し合います。

今年は、私自身、母の日がいつなのか気づいたのが2日前で、前日仕事を終えてから息子に聞いてみました。

「明日、母の日やけど、どうするか決めてるの?」
すると、「まだ決まってない」と。

息子も前日に気づいたらしく、お母さんに、何かほしいものはないか聞いてみたらしい。
でも、特にないと言われて、どうするかわからなくなったとのこと。
さすが、すでにちゃんと行動を起こしていた!

「何をプレゼントしたらいいかわからない」と言う息子に、
「ゆうとは、お母さんのことどう思ってる?」と聞くと、
「大好き」と。
「じゃあ、そんな大好きなお母さんに、母の日を終えてどうなっててほしい?」とさらに聞く。
「ゆっくりできたなと思ってほしい」と。
「おー、イイね!そう思ってもらうために、何ができる?」と聞くと、
「お手伝いする」と。
「イイね、お母さんがゆっくりできたと思えて、ゆうとができるお手伝いは何?」と聞くと、
「洗濯物たたみ、食器洗い、お風呂掃除」と。

「おー、イイね。想像してみて、洗濯物と食器洗いとお風呂掃除したら、どうなりそう?」
息子
「ご飯作るのが大変そう」

「そうか、じゃあどうする?」
息子
「ご飯は作れないし、お父さん手伝ってくれる?」

「オッケー!じゃあ、ご飯は一緒に作って、食器洗いはゆうと。あとは、洗濯物たたみとお風呂掃除。そうしてみたら、お母さんどうなってそう?」
息子
「ゆっくりできたって言ってそう」

「オッケー!ところで、お母さんにそれを事前に伝えておかないと、先にお母さんがやってしまいそうに思うけど、どう?」
息子
「明日の朝、お母さんに伝える」

「イイね!じゃあ、それでいこう!」

と10分で作戦会議終了。

私と息子の間では、コーチング的コミュニケーションがすでに普通のこと。
もちろん、息子はコーチングなんて知りません。
一人で抱え込むではなく、
人任せにするでもなく、
コミュニティがハッピーになるために、自分に何ができるか、周りとどう協力するか、ポジティブな本音が言い合える関係。

それが、コーチングコミュニケーションです。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチングコミュニケーション研修により、社内コミュニケーションの円滑化、人材定着率や顧客満足度向上、事業成長に繋げます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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