目的論
私が、「コーチングのプロ」ではなく、「コーチングコミュニケーションのプロ」と称しているのには理由があります。
一昔前に、経営者やマネージャーを中心にコーチングがイイと、学ぶ人が増えましたが、最近よく聞くのは、「学んだけど、結局使えない」という話です。
そうなんです。
コーチングセッションのやり方を学ぶだけでは、
仕事や日常には使えません。
コーチングスキルや知識は、あくまでもコーチングセッションの場で生きるもので、普段使いできない。
部下と仕事の最中に、突然コーチング的なやりとりをぶっ込んでしまうと、部下は警戒したり、違和感を持ちます。
かと言って、「今からコーチングするからね」と言って、部下が了承してくれるとは思えません。
場面場面に応じて、自然に使える形にならないと、実用性に欠けるんです。
プロコーチとしてお仕事をするなら、コーチングスクールで、その道のプロに学ぶのが最適です。
でも、マネジメントや対人関係に使いたいのであれば、コーチングスキルを学んだだけでは使えません。
私は、平本あきお師匠から学んだことと、自分で勉強したアドラー心理学を徹底的に日常使いしてきました。
ただ、平本さんから教わった場面場面での対応術はとても作業量が多い。
特に仕事の場面においては、次々といろんなことが起こるので、対応を考えている間に、その場面が終わってしまう。
なので、私も、実践し始めたころはうまくいかず、よく悩みました。
それでもやり続けましたし、私なりに工夫もしたことで、うまくいくことが増えてきた。
そのコミュニケーション術が、私がお伝えしているコーチングコミュニケーションです。