主体論
私が研修やセミナーでお伝えしていることのベースは、
師匠平本あきおさんから学んだことです。
このことは、常日頃から公言しています。
5,6年前にコーチングコミュニケーションを仕事にし始めた頃は、
完コピと言っても過言ではないくらい、平本さんのマネをしていました。
しかし、当然のことながら、私は平本さんではないし、
師匠と同じ能力は持ち合わせていないので、
すべてを真似ることはできません。
「やりたいけど、できない」
そのあたりでよく悩んでいました。
あるとき、気がつきました、
「平本さんのようにはなれないけど、
平本さんにはできないことで、私にできることがある」
それは、
「誰よりもわかりやすく説明すること」
そもそも、人は頭で理解できたからといって、行動に移せるわけではない。
そこには「感情」が関係してきます。
どれだけ「思考」で、やろう、やらなきゃいけない、とわかっていても、
やる気にならない、一歩が踏み出せない、続かない、となります。
「やってみよう」「やりたい」という気持ちの動きまで計算されていて、
そこにうまく公開セッションがリンクされているのが、
平本さんの講座です。
それができるのは、短時間で最短距離でゴールに向かえる
セッションができる、平本さんの神がかり的な能力があるからです。
私も昔に比べたら短時間でゴールに向かえるようにはなったと思いますし、
平本さんのセッションの理屈はわかっていますが、
私にはそこまではできない。
なので、「思考」「理屈」にとことん偏ることで、
「それならできる」と思ってもらえるように伝えています。
一言で言えば、「とことんわかりやすく説明する」。
前述したとおり、
「理解できたからといって行動に移せるわけではない」ですが、
「理解できないことは行動できない」のもまた真理です。
なので、とことんわかりやすく、にこだわっています。