自分の意志で決めている

太田英樹

太田英樹

テーマ:コーチングコミュニケーション

例えば、やらなきゃいけない仕事があって、

「よし!今から集中して仕上げるぞ!」

と意気込んで始めたものの、

気づいたらいつのまにかスマホをいじってる、

なんてことないですか?

こういう、意識と無意識の葛藤があるよねー、と現代心理学の礎を築いたフロイトは言っています。

そして、それに対して多くの人は

「意志が弱いからだ」

と、スマホいじりに負けてしまう人を責めます。

これに対して、アドラーは、
意識も無意識も自分の中に共存しているものであって、葛藤なんかしてないよ、と言います。

つまり、知らない間にスマホいじりをしているのではなく、自分の意志でスマホいじりを選択しているのだ、ということ。

どちらの説を支持するかは人それぞれですが、私はアドラーの考えです。

フロイトの考えだと、自分ではコントロールできない無意識に対して、強い意志を持った人しか対抗できない。

つまり、弱い人はいつまで経っても仕事が進まないということになる。

対策としては、強い意志をもつとか、強制的に追い込むとか、なんだか苦しみが伴う感じになります。

アドラーの考えでは、意志が強いか弱いかではなく、
自分の興味関心がスマホいじりなので、そちらを選択している、ということであり、
対策としては、スマホより仕事に興味関心がもてるようになれば、自然に仕事を選択するようになる。

楽しめそうじゃないですか?

どちらが正解ということではなく、
人によっては、強い意志で乗り切るんだ!が合うでしょう。

それはそれでオッケー。

自分は意志が弱いから、強い意志をもてと言われてもできないよー、という人は

「そうか、私は今スマホが見たいんだ。だから仕事よりスマホを選択してるんだ」

と認めちゃったうえで、

「満足するまでスマホを見よう。スマホに飽きたら仕事を始めよう」

と決めたほうがうまくいくかもしれませんよ。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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