大事なのは、自分の選択
先日、友人と話していて気がついたことがあります。
皆さんには、大事なものってありますか?
パートナーだったり、子どもだったり、親だったり、大事な人の場合もあれば、
愛車、愛猫、愛犬、親の形見、いろいろありますよね。
私には、突出して大事なものがない。
逆に言えば、すべて大事。
もちろん、妻や息子のことは大事です。
でも、息子と他の子どもで優先順位をつけられるかというと、私はつけられない。
「どちらかを選べ」と、究極の選択を迫られれば、優先順位を決めることになると思いますが、
「この人のためなら自分の命を差し出せる」
と考えたときに、妻や息子はもちろん、コーチング仲間や職場の同僚であっても、そこに抵抗がないことに気がついた。
もしかしたら、よく吉本新喜劇のシチュエーションである
「友人の借金の保証人を気安く引き受けた挙句、その友人が失踪してしまい、借金を負うことになり、家族から呆れられる」
というのは、
気安く引き受けているわけではなく、私と同じような感覚なのかな、と思ってしまった。
コーチングに出会ってから、いろんな形で自分の価値観を引きだしてもらい、
今では毎日価値観日誌をつけている私ですが、
それでもまだ、ふとした時に、自分でも驚くような価値観に気づく。
そう思うと、
他人の価値観を、さもわかったかのようにジャッジするのが、いかに無意味なことかとわかる。
私たちは、思い込みの塊です。
歩んできた人生が違うんだから、価値観は皆違う。
研修やセミナーでこの話をすると、ほぼ全員が納得します。
でも、それを日常レベルで理解し、人間関係やコミュニケーションに反映できている人はほとんどいない。
わかっててもジャッジしちゃう。
わかっててもイライラしちゃう。
それが「感情」です。