他人の価値観をジャッジすること

太田英樹

太田英樹

テーマ:組織改革

先日、友人と話していて気がついたことがあります。

皆さんには、大事なものってありますか?

パートナーだったり、子どもだったり、親だったり、大事な人の場合もあれば、
愛車、愛猫、愛犬、親の形見、いろいろありますよね。

私には、突出して大事なものがない。

逆に言えば、すべて大事。

もちろん、妻や息子のことは大事です。

でも、息子と他の子どもで優先順位をつけられるかというと、私はつけられない。

「どちらかを選べ」と、究極の選択を迫られれば、優先順位を決めることになると思いますが、
「この人のためなら自分の命を差し出せる」
と考えたときに、妻や息子はもちろん、コーチング仲間や職場の同僚であっても、そこに抵抗がないことに気がついた。

もしかしたら、よく吉本新喜劇のシチュエーションである
「友人の借金の保証人を気安く引き受けた挙句、その友人が失踪してしまい、借金を負うことになり、家族から呆れられる」
というのは、

気安く引き受けているわけではなく、私と同じような感覚なのかな、と思ってしまった。

コーチングに出会ってから、いろんな形で自分の価値観を引きだしてもらい、
今では毎日価値観日誌をつけている私ですが、
それでもまだ、ふとした時に、自分でも驚くような価値観に気づく。

そう思うと、
他人の価値観を、さもわかったかのようにジャッジするのが、いかに無意味なことかとわかる。

私たちは、思い込みの塊です。

歩んできた人生が違うんだから、価値観は皆違う。

研修やセミナーでこの話をすると、ほぼ全員が納得します。

でも、それを日常レベルで理解し、人間関係やコミュニケーションに反映できている人はほとんどいない。

わかっててもジャッジしちゃう。

わかっててもイライラしちゃう。

それが「感情」です。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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