人間は思い込みの生き物
自分を責めるくらいなら、まだ他人を責めるほうがいい。
とはいえ、責められる相手も困るので、できれば誰も責めてほしくない。
本心でそう思っています。
誰が正しい、誰が間違っている、
何が良くて、何が悪いか、
どっちが上か下か、
私にとってはどうでもいいこと。
誰かが責めるから、責められないように防御したり、責任転嫁したりする。
素直では生きていけない、とどこかで学んでしまったから、虚勢を張ったり、嘘をついたり、誰かを蔑めたりして、自己防衛する。
アドラーいわく、
「人の悩みはすべて人間関係である」
営業ノルマが達成できない、
試験の結果が悪い、
とかも、それそのものより、その結果により誰かから何か言われたり、思われたり、もしくは誰かの期待を裏切ることがイヤだから落ち込む。
ほとんどが人間関係に起因する。
でも、その人間関係を構成している構成要因の一つは、自分自身。
他人や環境は変えることができなくても、自分自身は変えることができる。
自分自身のモノの見方、捉え方は変えることができる。
この1年、関わらせていただく法人さんが急激に増えたことで、
関わらせていただく管理職、スタッフさんの人数はその数十倍増えました。
直属の上司や経営者の皆さんから見れば、足りないところやダメなところが目につくんでしょうけど、
私から見たら、素晴らしい可能性の塊、まさに人財にしか見えない。
私の仕事は、全力で目の前の人の味方になること。
「頑張れ」とは言わない。
「頑張ってるよね」と言う。
「ここができてないよ」とは言わない。
「あれができたよね」と言う。
人は、そこが自分の居場所だと安心できれば、リラックスして力を発揮します。
緊張が必要な人もいますが、リラックスすることで力を発揮できる人もいる。
管理職として大事なのは、部下が力を発揮できるシチュエーションをしっかりと見極めて、その環境をつくってあげること。
そのためには、部下の個性、興味に関心をもってあげて。
現場で頑張っている皆さんは、自分を責めないで。
自分自身が一番の自分応援団になってあげて。