「向き合う」ではなく「寄り添う」
研修では、「やってほしくない」ことより、「やってほしいこと」を伝える。
SNSやWEBサイト、ランディングページなどで、
「ココをクリックしないでください」
って書いてあったりすると、クリックしたくなることないですか?
逆に、
「ココをクリックしてください」
って書いてあってもやっぱりクリックしたくなる。
なぜでしょう?
人間の脳は否定語を認識しないと言われています。
なので、
「クリックしないでください」も「クリックしてください」も、
脳の処理としては同じで、「クリックする」としか認識していないんです。
「遅刻するな」と言われれば、遅刻するイメージを脳は認識します。
「ミスするな」と言われれば、ミスするイメージを認識します。
なので、部下指導や子育ての場面でも、
「してほしくない行動」ではなく、
「してほしい行動」を伝えたほうがいい。
こう伝えると、
「勉強しなさい」って、してほしい行動を伝えているのに、全然してくれないんですけど、どうしてですか?
という質問が出ます。
「勉強しなさい」という言葉やそれに付随している口調や表情から、
「勉強してないよね。だからやりなさい」
という否定要素があるんです。
なので、勉強してない時に「勉強しなさい」と言うより、
勉強している時を見つけて、その姿勢に感謝を伝えてあげるほうがいい。
例えば、
「学校から帰って疲れていても勉強している姿を見て、お父さんも頑張ろって思えたよ!ありがとう!」
って。
こう言われると、たとえ嫌々勉強していたとしても、やらなきゃいけないからやっているだけだとしても、
「なんだかわからないけど、僕が勉強することでお父さんの役に立ったんだ」
というようになる。
いや、そんなふうにならないでしょ!って思いますよね。
ならないかもしれないし、なるかもしれない。
ただ、少なくとも、
何度も「勉強しなさい」って言っても全然やらなくて、
親も子供もイヤな思いするくらいなら、試してみる価値はありますよ。



