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コラム

やらなきゃいけないことがあるのに、つい他のことに気をとられちゃう方へ

2022年12月20日

テーマ:組織改革

コラムカテゴリ:ビジネス

例えば、やらなきゃいけない仕事があって、

「よし!今から集中して仕上げるぞ!」

と意気込んで始めたものの、気づいたらいつのまにかスマホをいじってる、

なんてことないですか?

こういう、意識と無意識の葛藤があるよねー、と現代心理学の礎を築いたフロイトは言っています。

そして、多くの人は

「意志が弱いからだ」

と、スマホいじりに負けてしまう人を責めます。

これに対して、アドラーは、

意識も無意識も自分の中に共存しているものであって、葛藤なんかしてないよ、

と言います。

つまり、知らない間にスマホいじりをしているのではなく、自分の意志でスマホいじりを選択しているのだ、ということ。

どちらの説を支持するかは人それぞれですが、私はアドラーの考えです。

フロイトの考えだと、自分ではコントロールできない無意識に対して、強い意志を持った人しか対抗できない。

つまり、弱い人はいつまで経っても仕事が進まないということになる。

対策としては、強い意志をもつとか、強制的に追い込むとか、なんだか苦しみが伴う感じになります。

アドラーの考えでは、
意志が強いか弱いかではなく、自分の興味関心がスマホいじりなので、そちらを選択している、ということであり、
対策としては、スマホより仕事に興味関心がもてるようになれば、自然に仕事を選択するようになる。

こっちのほうが楽しめそうじゃないですか?

どちらが正解ということではなく、
人によっては、強い意志で乗り切るんだ!が合うでしょう。

それはそれでオッケー!

自分は意志が弱いから、強い意志をもてと言われてもできないよー、という人は

「そうか、私は今スマホが見たいんだ。だから仕事よりスマホを選択してるんだ」

と認めちゃったうえで、

「満足するまでスマホを見よう。スマホに飽きたら仕事を始めよう」

と決めたほうがうまくいくかもしれませんよ。

この記事を書いたプロ

太田英樹

介護業界をコーチングコミュニケーションで幸せにするプロ

太田英樹(株式会社インサイトハウス)

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