2階まで煙突を通すと家全体が温まる薪ストーブ
毎日使うトイレを快適な空間に
滞在時間は短いけれど毎日使うトイレは、暮らしの豊かさを左右する重要なポイントでもあります。リフォームを機会に、快適な空間に生まれ変わらせませんか。
トイレは、設備面での交換時期は10年~20年ほどの間ですが、リフォームの理由は耐久性ばかりではなく、狭い、暗い、寒いなどの環境の問題であったり、バリアフリー化であったりします。
また設備機器はいろんな面で進化していますので、新しい機能のついた製品に取り替えることによって、暮らしがより快適で便利になります。「暮らしを変えたいな」と思った時が、リフォームの時期かもしれません。
将来を見据えたバリアフリーのトイレ
トイレのリフォームで多いのがバリアフリー化です。将来のライフスタイルを考えて、必要になる前に対策を取られる方もいらっしゃいます。
それでは、バリアフリー化のためには、どのようなリフォームが必要でしょうか?
まず、排泄行為の自立は人間の尊厳にかかわることですので、介護が必要になった場合でもなるべく一人で行えるよう、トイレまでの経路にも手すりをつけることをおすすめします。
次に、介護する人が入ることができるようなスペースがあるでしょうか?
広げられる場合は良いのですが、余分なスペースがなければ、別々に設けている洗面所と一体化させることも一案です。
出入口は開閉がしやすい「引き戸」が便利ですが、不可能な場合は「引き込み戸」を検討してみましょう。手すりは便座から立ち上がったり、身体の向きを変えたりするときに支えられる位置に設けます。手すりの設置には、壁の補強が必要となる場合もあります。また便座もバリアフリーに対応したいろいろな製品が販売されていますので、私ども専門家とともに選んでいきましょう。
収納スペースもさらに広く確保
介護が必要になると、トイレにストックしたいものも増えてきますので、収納スペースもしっかりと確保しておきたいものです。
収納家具を設置すると、窮屈になってしまいますので、壁の厚みを利用した埋め込み式の棚や、便器の上に吊戸棚を設けるなど、デッドスペースを生かす工夫をしましょう。タンクレストイレを採用すると、その分、収納スペースをとることが可能となります。カウンタータイプの手洗い器なら、下部に収納スペースを確保できます。
また。狭い空間をスッキリ広く見せるためには工夫が必要です。特に床には物を置かないほうが見た目にも、使いやすさの面でも、快適な空間となります。