なぜ今、国語力なのか?

篠田啓彦

篠田啓彦

テーマ:啓理学舎の特長 〜国語力(論理的思考力)〜

皆さん、こんにちは。

「オンライン学習塾 啓理学舎」代表の篠田です。

今回は「なぜ今、国語力なのか」についてお話しさせていただきます。


「国語」は学習の土台の教科であるため

土台・基礎
当然ですが、日本の学校での授業は、日本語(国語)で行われます。

国語力が低いと授業内容が充分理解できず、成績(学力)を上げることは厳しくなります。

そして、入試や模試等のテストの問題文や設問は、もちろん日本語で書かれているため、それをしっかりと理解できなければ、正しい正解を導き出すことはできないでしょう。

国語はそれほど重要な教科なのに、中学校ではどちらからというと、英語・数学が主要教科と考えられており、国語を重要視する傾向はあまりありません。

また、中学受験では算数一教科入試を実施している中学校もあり、国語よりも算数を重要視しているところがあります。

しかし、国語力がないと他の教科の勉強をいくら頑張ってもなかなか成績(学力)を上げることができません。

逆に国語力があれば、それほど苦労なく成績(学力)を上げることが可能です。

中高受験とも「国語力」の必要性が上がっているため

右上り矢印小小
私立の中高一貫校の国語の入試問題は、記述問題及び制限時間とも増加傾向にあります。

神奈川県にも公立中高一貫校が増えてきました。

県立相模原中等教育学校・平塚中等教育学校が平成21年に、横浜市立南高校附属中学校が平成24年に、川崎市立川崎高校附属中学校が平成26年に開校いたしました。

更に、横浜市立サイエンスフロンティア高校附属中学校が平成29年度に開校しました。

これらの学校の入試(適性検査)問題は、国語の問題だけでなく、他の教科の問題文もかなり長く、読んで内容を理解するだけでも大変です。

そして、解答を自分の言葉で書かせる問題も多数出題されます。

よって、これらの公立中高一貫校の入試を突破するためには、かなり高度な国語力をつける必要があります。

また、神奈川県の公立高校入試の問題は近年難化傾向にあります。

国語だけでなく他の教科の問題文の長文化、記述式の問題が増えており、高い国語力がないと、知識があっても解けない問題が増えつつあります。

高校入試問題が、公立中高一貫校化しているといえるのではないでしょうか。

現状の国語力

大学入試
ここでは、現状の国語力についてお話しさせていただきます。

「大学入試の現状」

まず、最初に「大学入試の現状」についてお話させていただきます。

現在、大学入試の合格者の半数程度が一般入試以外で合格しています。

一般入試とは、年が明けてから実施される入試で、学力試験で合否を決める選抜方法です。

一般入試以外とは、年内に行われる入試で、大きく分けて「学校推薦型選抜」と「総合選抜」に分けられます。

以下に詳細を記します。

○学校推薦型選抜(いわゆる推薦入試)

 高校からの推薦が必要で、高校での学業成績や活動内容・成果をもとに選抜方法です。
 指定校制:大学に指定された高校生のみ出願可
 公募制:全国の高校生を対象
 選考方法:調査書、小論文、面接等が中心

○総合選抜(旧AO入試)

 条件を満たせば、誰でも出願できる選抜方法で、高校からの推薦は不要です。出願者の個性や意欲を重視する選抜方法です。
 選抜方法:活動報告書、面接、プレゼン、小論文等が中心


「大学側が求めている学生」

大学側が求めている学生は以下になります。

論説文(授業)を聴いて、理解し、
論説文(テキスト、論文)を読んで、理解し、
自分の考えを文章化(レポート及び論文作成)できる学生。

上記ができる18歳の学生は、有名大学だとしても、10人に1人か、20人に1人ぐらいであるという方もいらっしゃいます。


「小学生の国語力」

大学生ではありませんが、以下のことを言っている塾関係者もいらっしゃいます。

20年前を基準とすると、小学生の国語力が4学年程度下がっているのではないか。

つまり、20年前の小1の国語力と現在の小5の国語力が同じ程度だということです。


とてもショッキングな言葉ではありますが、国語力が低くなっていることは間違いないと私も感じています。

「国語力」の向上は容易ではないと思われているため

難しい顔
数学や算数などの国語以外の教科は、公式や法則等があるため、成績や学力を上げる道筋がわかりやすいと言われています。

数学や算数では計算や図形でも、まず初めに公式や法則を学びます。

それから、例題にて問題の解き方を学び、実際に問題を解きます。

しかし、国語は、公式や法則等がないため、成績や学力を上げる道筋がわかりにくいと言われています。

国語の授業では、音読、言葉の意味の確認、漢字練習等があるかもしれませんが、それが終われば、いきなり、文章の読解に入っていきます。

サッカーでいうならば、キックの練習、ドリブルの練習等の基礎的な練習をせずに、いきなり試合に出るようなものです。

これでは、いくら試合に出てもサッカーは上手くならないでしょう!

だから、数学・算数などの国語以外の教科より国語のほうが、成績や学力を上げるのが難しいと思われています。

しかし、実は国語にも公式があります!

その公式に従って、練習を積めば、必ず国語の成績・学力は上がります!


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篠田啓彦
専門家

篠田啓彦(塾講師)

国語専門オンライン学習塾 啓理学舎

保護者の方にお子さまとの接し方等をアドバイスさせていただくとともに、国語が苦手なお子さまでも特別な学習方法で真の「国語力」が身につき、さらに各教科の成績向上、中学・高校合格へ導いている。

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