このまま社会に出られるのか」という不安が、親子を追い詰める本当の理由

三上緑

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テーマ:お母さんへ ― “育てにくさ”は、才能のサインかな

「この子のまま、社会でやっていけるのだろうか」。夜、子どもが寝たあと、そんな不安が頭をよぎることはありませんか。勉強が苦手、集団になじみにくい、あるいは学校に行き渋る。そのたびに、「今、何か手を打たないと後悔するのでは」と焦りが募る。一方で、専門家に相談すると「診断?」「検査は?」と言われ、自分が望んでいる方向と少しずれている気がする。
実は、その不安の正体は、子どもそのものではなく、別のところにあることが多いのです。



1. 不安の主語は、子どもではない



将来不安が強いとき、私たちは「この子が」社会でやっていけるか、と問いがちです。けれど、よく観察すると、不安の中心にあるのは子どもというより、「自分が親として十分か」「放っておいたら後悔するのでは」という、親側の焦りや罪悪感であることが少なくありません。能力の話をする前に、見直したいことがあります。その見方、本当に合っているでしょうか。





2. 「手を打つ」の正体が、見えていないだけ



「何か手を打たないと」と思うとき、多くの場合、私たちは塾や習い事、検査や診断といった「外側へのアクション」をイメージしがちです。でも、「手を打つ」には、もう一つの形があります。家庭のなかの見方と関わりを、微調整する。環境を整える。親自身が安心の拠点でいられるかどうかを、整える。これらは目立たないけれど、子どもの土台をつくる営みです。外側へ手を伸ばす前に、内側を整える選択があることを、そっと置いておいてほしいのです。


3. 将来を見据える前に、整えたいこと



将来を見据えるのは、悪いことではありません。ただ、将来のレールに合わせようとするあまり、いまの子どもを見る目が曇ることがあります。平均的な子の基準で測り、「できるようにする」方向へ引っぱろうとしていないか。その子の強みや色を、一番近くで信じて伸ばす関わりになっているか。将来不安は、今の関わりを変えるエネルギーにもなります。「何をすべきか」の答えは、外に求めるより、いまの見方と関わりを整えるなかから、少しずつ見えてくるものです。


まとめ



将来不安が消えないとき、子どもを変えようとするより、見方と関わりを微調整する視点を置いてみてください。能力の話をする前に、見直したいことがある。そのひとつが、不安の主語を確かめることかもしれません。




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三上緑(音楽教育家)

一般社団法人カラフルエデュ協会

音楽教育家として「カラフルさん」を肯定。児童心理学と境界線リフレーミングを軸に母・指導者の判断力を整えます。二人の息子を私立小から大学へ導いた経験と音楽指導から子の才能を社会へ繋ぐ未来設計をサポート。

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