こどもに戻ればゴルフはグンと上手くなる
「スイングのポイントは・・肩を回して腰を回して・・手首の角度があぁだこうだ・・」
「ついに開眼した!このチェックポイントを頭に入れてプレーしよう!」
「レッスンで教わったことをしっかり意識してラウンドしよう!」
「練習で雑誌に書いてあった通りに打ったら上手くいった。よし!今日もそれを意識して・・」
私のゴルフレッスンを受けられている方は皆ご存じのことですが、このように、あれこれスイングのことを意識したり考えたりすることはマイナスです。
普段の練習でもそうですが、コースでは特にあれこれ思考は禁物です。
ロボットスイングにならないために
歩くことは誰でもできます。
しかし、歩幅を何センチにし、ヒザの角度が何度で、体重移動をこうしてあぁして・・と、歩き方をあれこれ考えたら、ロボットのようなぎこちない動きになってしまいます。
それと同じで、ゴルフスイングもあれこれ考えてはいけないのです。
何故でしょうか?
それは、運動を司る脳の部位と、思考や記憶を司る脳の部位が異なるからです。
前者は主に大脳基底核や小脳、後者は大脳皮質です。
分かりやすく表現すると、「カラダで覚える」と「アタマで覚える」の違いですね。
野球もテニスも、道具でボールを打つという点はゴルフと共通しています。
しかし野球やテニスが、ゴルフと大きく異なる点は、「時間」の有無です。
野球やテニスは、ピッチャーが投げたボールや対戦相手が打ったボールに対してとっさに反応し、行動しなければなりません。
あれこれ考えている時間などないのです。
しかしゴルフは、ボールが止まっているだけに考える時間があります。
実はそれが厄介で、なまじ時間があるだけに、あれこれ余計な思考が生じ、スムーズなスイングを妨げる「阻害要素」となっているのです。
潜在能力を引き出す野球練習法
あれこれ考えず、クラブヘッドに生じる自然な力、遠心力や慣性力を感じながら気持ち良く振りましょう。
「気持ち良く」というのがポイントです。
私がよくレッスンで行う練習法が、「野球ごっこ」です。
私がピッチャーになり、お客さまがバッター。
私が投げた外角低めのボールを、クラブで打っていただく練習法です。
(もちろん本当に投げたり打ったりはせず、フリだけです)
このときは、皆さん本当に良いスイングをされます。
中上級だけでなく、初心者の方もです。
誰もが、良いスイングをするという能力を潜在的に持っている証です。
普段なかなか良いスイングができない人は、余計な思考がそれを妨げているだけなのです。
あれこれ考えず、クラブを気持ち良く振っていただければ、潜在能力が発揮され、きっと素晴らしいボールが打てるでしょう。
是非心掛けていたければと思います。
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