イメージがゴルフのナイスショットを生み出す理由

小森剛

小森剛

テーマ:ゴルフでメンタル力アップ

ゴルフの上達は、メンタル抜きに語ることはできません。
このコラムでは、「メンタル力」を向上させるポイントをお伝えしています。

ココロのゆらぎがない状態、つまり集中状態が、ミスを防ぎます。
集中状態を生み出すには「イメージ」することが有効であると、前回お伝えしました。
今回は、このイメージについて考えてみたいと思います。

脳って意外と・・・

まず、人間の脳のついてお話ししますが、人間の脳は、「過去」と「未来」の区別が付きません。
また、「現実(リアル)」と「非現実(バーチャル)」との区別も付きません。

そのように言うと、「そんなコトはない!私は過去と未来の区別ぐらいつく!」と反論されそうですが、実はそうではないのです。
試しに、今朝、歯を磨いたときのシーンを思い出し、イメージしてみてください。
そして次に、明日の朝の歯を磨いているシーンを想像し、それを今イメージしてみてください。

一方は、今朝歯を磨いたシーンなので「過去」の出来事、もう一方は、明日の歯を磨くシーンなので「未来」の出来事です。

この二つの歯を磨くシーンに、何か違いがあるでしょうか?
あなたの脳は、この二つのシーンの違いが分かるでしょうか?

今朝は出張先のホテルで歯を磨いたが、明日は自宅で歯を磨く、というように、それぞれのシーンに決定的な違いがあれば、その違いは区別できるでしょう。
しかし、時間的な区別、それがすでに起きた過去のものなのか、これから起こる未来のものなのかは、脳は判断できていないのです。

脳をだます

同じように、脳でイメージしたものは、「現実(リアル)」と「非現実(バーチャル)」の区別もついていません。
同じシーンをイメージしても、それを実際に経験したシーンなのか、想像上のシーンなのか、脳の中でその区別はついていません。

そして、人間の特性として、
『一度トライして成功した経験があれば、再び同じことにトライしても成功しやすくなる』
というものがあります。

ですから、これからやりたいコト、成功体験を脳の中でイメージしておくと、それはすでに経験し、成功したこととイコールになります。
よって、実際にそれをやったときに、成功する確率がグンと上がるのです。

つまり、「これは一度成功しているから大丈夫だ!」と、脳を騙してやるわけです。

ショットを打つ前、これから打とうとするショットをイメージするとナイスショットがでやすくなるのは、このような脳の特性があるからなのです。
逆にミスショットのことを考えてしまうと、その通りになってしまうのも、この脳の特性を知れば頷けると思います。

また、イメージするにもチョットしたコツがあります。
キーワードは「VAKE」です。
何のこっちゃ?次回はそれをお話ししたいと思います。

----*----*----*----
【著書紹介】
「仕事がデキる人はなぜ、ゴルフがうまいのか?」

▽著書の詳しい内容とご購入はこちら▽
http://www.publabo.co.jp/golf/

▽アマゾンで購入する方はこちら▽
アマゾン購入ページへ

----*----*----*----
▽小森のレッスンに興味のある方はこちら▽
横浜・立場スクール 会場:立場ゴルフ(横浜市営地下鉄立場より徒歩約5分、横浜市泉区中田西)
藤沢・川名スクール 会場:ヴィクトリアゴルフ藤沢川名店(藤沢駅より徒歩約15分、藤沢市川名)
藤沢・湘南台スクール 会場:湘南台ゴルフパーク(湘南台駅より徒歩10分、藤沢市亀井野)

----*----*----*----
▽取材や講演のご依頼はこちら▽
http://www.golf-house.jp/index.html

----*----*----*----
▽ゴルフスクールのご支援、インストラクターの指導・育成に興味のある方はこちら▽
http://www.golf-house.jp/recruit.html

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

小森剛
専門家

小森剛(スポーツインストラクター)

有限会社ゴルフハウス湘南

一般ゴルファーへのレッスンのみならず、ゴルフ指導者への指導やゴルフスクール経営支援、セミナーでの講演やゴルフ雑誌への連載執筆など幅広く活躍。またゴルフ以外のスポーツ選手のコンディショニング指導も行う。

小森剛プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

健康的に上達を図るゴルフインストラクター

小森剛プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼