ゴルフで高めよう「決断力」②~決断する時のポイント~
ゴルフは、一打一打の積み重ねです。その一打一打は、すべて「イメージする」→「決断する」→「実行する」と3つのステップを踏んで行います。
前回は、「イメージ」することの大切さを述べました。今回は、「決断」について考えてみましょう。
決断という言葉は、「決めて断つ」と書きます。
「あることを断った上で決める」ということですが、何を決めるのかといいますと、それはこれからの「意識」であったり「行動」であったりです。そのベースには、明確な「目的」が存在します。
そして、何を断つのかというと、私は4つあると思います。その4つとは、「迷い」と「不安」、「不信感」、そして「逃げ道」です。
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①迷いを断つ
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まず「迷いを断つ」です。
ゴルフでよくあるケースは、使用するクラブの番手に迷うケースでしょう。
6番で打つべきか7番で打つべきか、迷うことは多々あります。
ショットを放つ時、残りの距離や風などの情報を収集し、どう攻めるべきかを判断して使用するクラブの番手を決めます。
そして、決めたら迷ってはいけません。迷いがあるうちは決断したとはいえず、決断ができていないうちは、アドレスに入るべきではないのです。
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②不安を断つ
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二つ目は「不安を断つ」です。
失敗への恐れ、判断が間違っていたら‥といった「不安感」は、一掃しなければなりません。
コラム『ゴルフの上達は「能力」より「脳力」が大事』(2013.01.30)でも述べたように、「不安」はネガティブな感情で心が揺らぎ、ノンフローを引き起こします。この状態では、ナイスショットはまず期待できません。
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③不信感を断つ
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三つ目は「不信感を断つ」です。
不信感は、言い換えると自信のなさです。根拠のない自信で結構です。自分の判断に対して自信を持ち、一心不乱に突き進むことが必要です。
自信のないショットは、まず間違いなくミスショットになってしまいます。
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④逃げ道を断つ
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最後に「逃げ道を断つ」です。
例えば、「バンカー越えでピンをデットに狙う!」と決めたとしましょう。そうしたら、「やっぱり花道に打っておいた方が無難かな‥」といった考えは、排除しなければなりません。
「花道を狙った方が‥」といった思考は「逃げ道」です。逃げ道があると、やはり心が揺らぎ、中途半端になってしまいます。中途半端になると、大体結果も中途半端になってしまいます。
決断力は、ゴルフで必須です。これは、ビジネスや生活でもまったく同じでしょう。
迷い、不安、自信のなさ、そして逃げ道は、決断力を鈍らせますので一掃しましょう。
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