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小森剛

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小森剛(こもりつよし) / スポーツインストラクター

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コラム

ミスショット撲滅法⑫ 「上達の3要素」

2012年5月9日 公開 / 2014年1月16日更新

テーマ:ゴルフ上達法

コラムカテゴリ:スクール・習い事

ゴルフの上達には何が必要でしょうか?飛距離?方向性?距離感?それとも集中力?確かにどれも必要な要素です。では、これらを向上させるにはどうすればよいでしょうか?今回の「ミスショット撲滅法」は、上達に必要な3要素、と題してお届けしたいと思います。

ゴルフの上達は、次の式で表されます。
●ゴルフの上達=身体能力×考え方×技術

個々に説明しましょう。まず「身体能力」ですが、これは「均衡性(バランス)」と「柔軟性・可動性」、そして「連動性」の3つが求められます。そして、この3つの能力を高めるために不可欠なのが「姿勢の改善」です。私のレッスンを受けてくださっている方は、もうこのことは十分学ばれていることでしょう。

次に「考え方」です。これは、プレーにおける「集中力」や「精神力」、ゴルフに対する「意欲」や「意気込み」、「プラス思考」などです。とても良いスイングをしているにもかかわらずスコアが悪い人は、ここに問題がある人が多いです。

最後に「技術」ですが、ゴルフで「技術」といえば、まずスイングそのものを思い浮かべる人が多いと思います。が、それだけではありません。コース戦略や戦術を立てる能力も必要です。

多くのゴルファーが、上達のためにやるべきことは「正しいスイングの獲得」と考えています。確かにそれも必要なことです。が、それだけでは片手落ちです。
姿勢を改善して「身体能力」を高め、正しい「考え方」を学ぶことが必要です。ゴルフの上達への影響度は、スイング技術そのものよりも、むしろそれらの方が高いといえるでしょう。

このことは、パソコンに例えると分りやすいでしょう。パソコンは、まずハードウェアがあり、それにウィンドウズなどのOS(オペレーティング・シシテム)と呼ばれる基本ソフトが乗り、その上をアプリケーションソフトが動作しています。そして、用途ごとにアプリケーションを使い分けているわけです。
アプリケーションだけが充実していても、ハードのスペックが十分でなかったり、OSのバージョンが古かったりすると、満足のいく動作が得られません。
ゴルフで、身体能力を高める努力をせず、正しい考え方をも学ぼうとせず、やみ雲にスイング技術だけを追い求めることは、20年前の古いパソコンに最新ソフトを乗せて動作させようとしているのと同じです。これでは十分なパフォーマンスは得られず、ゴルフでも十分な成果を出すことはできません。

このことを十分理解し、上達の3要素を向上させ、最高のプレーができるよう頑張っていただきたいと思います。皆さんそのような能力はすでに持っているのですから!

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