モチベーションアップ術(27) 「ペースを保つ」

小森剛

小森剛

ゴルフに限らず、自身のモチベーション(=やる気)は、物事の成果や継続する力に大きく影響します。このコラムではモチベーションを維持・向上させるためのポイントをお伝えしています。
モチベーションは、高めることよりも維持することの方が難しいものです。ゴルフの上達を図る次のお二人の例で、どちらがモチベーションを永く維持できるでしょうか?

Aさん「イチにもニにも練習!練習!時間を作ってとにかく毎日でも練習場に通おう!」
Bさん「週イチのレッスン、プラス月2回の自主練習のペースを保とう!焦らず行こう!」

答えは、間違いなくBさんです。Aさんは頑張りすぎて途中で息切れしてしまうでしょう。物事を永く継続していくにはペース配分が大切です。

モチベーションを常に高いところに維持し続けられる人はいません。人間の体調にもバイオリズムがあるように、「活力」にもバイオリズムがあります。活力が高いとき、つまりモチベーションが高いときに張り切り過ぎると、活力が下降線にさしかかったとたん一気に急降下してしまい、そのまま消滅してしまうといったパターンがなりやすくなります。
モチベーションが高いときは、逆に練習したい気分をグッと抑え、ペースを保つように努めることが大切です。
そうすれば、モチベーションが下がったときでもペースダウンせず、一定レベルを保つことが可能になります。そして一定レベルを保っておけば、モチベーションが上がったときにすぐ上昇カーブに乗せることができ、成果を上げられるようになるでしょう。

人のモチベーションに限らず、世の中のどのようなモノにも好不調の波があります。景気、株価、円相場、仕事の業績、気候、体調、ゴルフの調子などなど‥。
大切なことは、その波に踊らされて一喜一憂したり、調子が良いからといって張り切り過ぎたり派手な振る舞いをするのではなく、できるだけ一定のペースを保とうとすることが、良い状態を永く維持できるコツだと思います。

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小森剛
専門家

小森剛(スポーツインストラクター)

有限会社ゴルフハウス湘南

一般ゴルファーへのレッスンのみならず、ゴルフ指導者への指導やゴルフスクール経営支援、セミナーでの講演やゴルフ雑誌への連載執筆など幅広く活躍。またゴルフ以外のスポーツ選手のコンディショニング指導も行う。

小森剛プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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