モチベーションアップ術(26) 「脱・他責発想」

小森剛

小森剛

ゴルフでプレー中、あなたがスイングに入ったその瞬間、同伴競技者がうっかり声を出してしまいミスショットしてしまった‥。こんな時、皆さんはどう考えるでしょうか?

「オレがミスったのはアイツが声を出したせいだ!オレは悪くない!」
「ミスしたのは自分の集中力が足りなかったからで、自分の責任だ‥」

前者は「他責」発想で、問題に対して自分以外の他のものに責任があると考える発想です。一方、後者は「自責」発想で、問題に対して自分に責任があると考える発想です。

物事が上手くいかないときや問題点を抱えているとき、ズルズルと良くない方向に進んでしまう人は、他責発想をしてしまっている人がとても多いように思います。
そのような人は、自分のゴルフが手くいかない理由を、「仕事が忙しいからだ」「仲間があれこれ教えるからだ」「クラブが合わないからだ」「コースになかなか行けないからだ」と、他人や環境のせいにしてしまいます。
商売をしている人であれば、「立地が悪いからだ」「近くに競合店があるからだ」「景気が悪いからだ」。ビジネスマンであれば「会社が悪い」「上司が悪い」「世の中が悪い‥」と。

このように、物事が上手くいかない原因は外部環境に問題があり、自分には問題がないという発想になっているのです。この発想になってしまうとモチベーションは下がりますし“運”まで逃げてしまいます。けして良い方向に向かうことはないでしょう。

一方、自責発想をする人の場合は、物事が上手くいかないのは自分の努力不足によるものだと考えます。この発想の場合、自発的に改善を試みるようになり、モチベーションを高く維持し続けることができるでしょう。

自責発想からは「改善」や「努力」が生まれます。が、他責発想からは「愚痴」や「不平不満」がでるだけで、発展的なものは何も生まれないのです。

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小森剛
専門家

小森剛(スポーツインストラクター)

有限会社ゴルフハウス湘南

一般ゴルファーへのレッスンのみならず、ゴルフ指導者への指導やゴルフスクール経営支援、セミナーでの講演やゴルフ雑誌への連載執筆など幅広く活躍。またゴルフ以外のスポーツ選手のコンディショニング指導も行う。

小森剛プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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