モチベーションアップ術(24) 「どうしても辛いとき」

小森剛

小森剛

ゴルフに限らず、自身のモチベーション(=やる気)は、物事の成果や継続する力に大きく影響します。このコラムではモチベーションを維持・向上させるためのポイントをお伝えしています。

モチベーションは、高めることよりも維持することの方が難しいものです。前々回は、物事が上手くいかないときは「上手くいかない」という事実そのものが、自分の能力が足りないことを教えてくれているありがたい存在であると考えることでチャレンジする意欲が湧き、モチベーションが維持できることをお伝えしました。

しかしながら、自分の力ではどうしようもない程の逆風が吹き、どん底に突き落とされることが起きてしまうかも知れません。
3.11の大震災は、まさに日本中がどん底に突き落とされた出来ごとではなかったでしょうか。このようなことが起きると、とても辛い気持になってしまいます。
心が揺らぎ、捉われの状態となり、モチベーションを高めるどころではなくなってしまうかも知れません。

そのような時はどうすれば良いでしょうか?それは「日本語」が教えてくれます。
「辛」という字に「一」をプラスすると何になるでしょうか?そうです「幸」です。つまり「辛い」状態は「幸せ」の一歩手前だということです。

この度の大震災は、日本に甚大な被害をもたらしました。被災された東北の方は、厳しい環境にさらされながらも次第にモチベーションを高められ、今では復興に向けて必死に頑張っていらっしゃいます。
そのことに触発され、サッカーなでしこジャパンは、ワールドカップでドイツ、アメリカといった強豪国を次々と撃破し、感動の優勝を果たしました。ゴルフでは宮里藍選手が米女子ゴルフツアーのエビアン・マスターズで見事優勝しました。

日本の政治は相変わらず混沌としていますが、日本人は確実に「辛い」状態から「幸せ」に向かって歩み始めていると感じます。
「辛いは幸せの一歩手前」。日本語って本当に良くできていますね。

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小森剛
専門家

小森剛(スポーツインストラクター)

有限会社ゴルフハウス湘南

一般ゴルファーへのレッスンのみならず、ゴルフ指導者への指導やゴルフスクール経営支援、セミナーでの講演やゴルフ雑誌への連載執筆など幅広く活躍。またゴルフ以外のスポーツ選手のコンディショニング指導も行う。

小森剛プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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