モチベーションアップ術(21) 「期日を決める」

小森剛

小森剛

ゴルフに限らず、自身のモチベーション(=やる気)は、物事の成果や継続する力に大きく影響します。このコラムではモチベーションを維持・向上させるために必要なことをお伝えします。

このコラムの第1回目で「SMARTの法則」を紹介しました。
モチベーションを維持・向上させるのに欠かせないことが「目標設定」です。「SMARTの法則」は、この目標設定は次の5つの要素を満たすものでなければならない、というものです。

S : Specific(目標を明確化すること)
M : Measured(測定可能であること)
A : Achievable(達成可能であること)
R : Relevant(達成の価値があること)
T : Timed(達成期限があること)

この中で特に大切なことが「達成可能であること」です。
達成可能とは自分自身で達成後の姿をイメージできるかどうか、ということです。つまり本人がイメージできないことは、まず達成することはおぼつかない、ということです。

そして次に大切な項目が「達成期限があること」でしょう。「何時いつまでに何々する」といった目標を立てた時、この“何時いつまで”が重要になります。

人間は事あるごとに「言い訳」を探す生き物です。「忙しいから後で‥」とか「今イチ体調が悪いから‥」とかと言い訳を探し、目標に向けての努力を先延ばしにしてしまいます。これでは目標達成はままなりませんし、目標に向けてのモチベーションも維持できないでしょう。

この「目標期日」は他人から設定される場合もありますが、出来る限り自分で設定するようにしてください。
自分で決めた期日は、言い換えると自分との約束です。自分との約束ですから、破ろうと思えば簡単に破れます。しかしそれをあえて守ろうと努力することでモチベーションが維持され、困難と思える目標も達成できるのだと思うのです。

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小森剛
専門家

小森剛(スポーツインストラクター)

有限会社ゴルフハウス湘南

一般ゴルファーへのレッスンのみならず、ゴルフ指導者への指導やゴルフスクール経営支援、セミナーでの講演やゴルフ雑誌への連載執筆など幅広く活躍。またゴルフ以外のスポーツ選手のコンディショニング指導も行う。

小森剛プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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