解消や正解に執着している自分に気づきを向けて

明石郁生

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テーマ:自分自身になろうとする力



近代的なアプローチ一辺倒では、疲れてしまうことがあります。
生産性、効率性などにとらわれて個人の大切な特性を忘れてしまうことがあります。

12月は何かと忙しくなる季節ですが、少しの時間をつかまえて一息ついてみるのも大事です。
問題の解消にとりくんでいると、解消できない自分は努力が足りない、だめな人だ、などの、近代主義的な自責にハマってしまうことがあります。問題は解消されるべきだと言う社会に適応を迫られていることに気づきを向けます。解消しなければいけないという執着を手放した時に、問題から離れられるでしょう。

弁証法的アプローチは、つらい感情や出来事を「受容」することに焦点をあてます。

解消や正解に執着している自分に気づきを向けて、その過程そのものを受容してみます。

「受容」とは我慢すること、何もしないでいることとは異なります。「受容」にともなう感情には無力感、後悔、怒り、強い悲しみ、恥などがあります。これらが「受容」を難しくします。

→けれど、「受容」に自覚を向けるからこそ深い共感という「報酬」が得られるのです。

愛する人がいるなら、その人の人となり全部を受容してみます。
機能やスペック、やってくれたことではなく。

現在の仕事や生活を受容してみます。今ここにいることの機会に感謝を向けてみるのはどうでしょう?

結果はどうあれ、ここまで頑張った2024年の過程、自分に共感を向けてみるのはどうでしょう?

カウンセリングとはこのような、自分に栄養を与えて、精神的な成長を促す時間にお役に立てます。

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明石郁生
専門家

明石郁生(臨床心理士・カウンセラー)

家族とAC研究室

統合的アプローチでは、家族、人間関係の問題、共依存、依存症、身体症状などを変化や成長のための大切なプロセスと捉えてカウンセリング・コンサルテーションを実践します。

明石郁生プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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