子ども一人育てるのためには村一つの機能が必要

明石郁生

明石郁生

テーマ:引きこもり、不登校への家族療法




経済効率を優先してきた日本には家族内の問題は家族で納める、世間には家族のことで迷惑をかけてはいけないという習慣があったのかもしれません。一方では、子ども一人育てるのためには村一つの機能が重要な役割を果たしてきたと言えるでしょう。都会を中心に村の機能を失いつつある現在、家族ミーティングの場は必要を増してきたと言えます。古き良き時代の公園やお寺や神社などの空間やコミュニティ、商店街の口うるさい女将さんや、魚屋のおじさん、近所に住む変わったお爺いさんの存在などの代わりとして。

例えば、夫婦のすれ違い、お子さんの不登校、引きこもり、アルコール問題などを「個人の問題」にして家族の中の諸悪の根源としてしまうことで、家族をとりまく歪みを見ないようにしているのではないか?と仮説を持つことができます。だから、「当人が変われれば家族が良くなる」と個人の問題を解決しようと努めても、また同じような問題が繰り返し発生することがあります。つまり、家族の中の「個人の問題」(症状行動)には何らかの意味があり、その意味を理解しないでただ解消したらいいという問題ではないのと捉えてみるのです。



12/1(日)家族ミーテイング@鎌倉 会議室2 10時〜11時30分
オープンカウンセリング形式で対話を進めたり、実際の家族療法の「事例」について検討してみます。お聴きになるだけでもご自身の状況を重ねて、問題解決のヒントになるでしょう。
どなたでも!https://www.reservestock.jp/page/event_series/52881


12/1(日)(AC)のためのやさしい認知行動療法(弁証法的行動療法)対人関係スキルトレーニング教室 13時30分〜16時30分
子ども時代に、学習した「自分を守るために設定した力」、例えば、「良い子でいなくてはいけない」は、大人なった今、親密な関係性を育もうとするときに、つっかえになることがあります。うまく頼れない、甘えられない、本当の自分を出せないなど。自分のパターンに気づきを向けて、アップデートすることを試みます。
どなたでもご参加いただけます。
https://www.reservestock.jp/page/consecutive_events/26999


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明石郁生
専門家

明石郁生(臨床心理士・カウンセラー)

家族とAC研究室

統合的アプローチでは、家族、人間関係の問題、共依存、依存症、身体症状などを変化や成長のための大切なプロセスと捉えてカウンセリング・コンサルテーションを実践します。

明石郁生プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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