「引きこもり」というコミュニケーション 3 家族内で包摂できない問題があるというメッセージ!
お母さんの不安定、不機嫌を読み取って、ぼくがなんとかしようと思ってしまう。
でも、子供の僕にはできることが少ないのです。
だから、勉強をさぼってみる。
そうするとお母さんは怒る。はやく宿題やりなさいと。
怒っているお母さんは元気に見える。すくなくとも落ち込んでいるようには見えない。
お父さんの仕事への邁進を読み取って、私がなんとかしようと思ってしまう。
もっとお母さんと近づいて!
でも、こどもの私にはなにをしたらいいのかわからない。
お父さんが嫌いなことをしよう。
そうすれば、お父さんは私を怒る。そして、お母さんと近づいて相談するかもしれない。
もっとお母さんと仲良くしてほしい。
家族療法では、このように子どもたちの問題(と言われる)行動を誰へのメタファーなのかを読み取ろうとする試みをします。
夫婦、家族の問題を子どもたちの行動、症状に押し付けないで。