春は「自分の専門家になる」スタートになります。
幼少期児童期に毀損した自己愛の「表現型」が、大人になってからの親密な他者との関係性、愛や関心について支障をもたらしている。という見立てを持ち、臨床的なカウンセリング・ワークの実践と研究をつづけています。
共依存関係は、親密な他者と関係の中でも生じますが、これらに気がついていくと
外部「世界」との関係性にもおよんでいることがあると気が付きます。
自分を犠牲にして成果をあげようとしてしまう仕事、会社、社会的活動などさまざまな対象が挙げられます。
そういった「対象」が良いかどうか判断するわけではありません。
毀損(名誉毀損)された自己愛を育み直すために、対象に熱意があるのはすばらしいことです。けれど、自分や他人を犠牲にしてしまうような関係性を持ってしまう行動パターンが問題としてあつかっていきます。
個人セッションである一定の気づきを得た後は、
集団心理療法(ゲシュタルト療法、家族療法、プロセスワークなど)を併用していきます。
外部世界との関係性に気づきをむけるためです。
また、「思い込みに反論する」や「認知のゆがみに気づく」ための弁証法的行動療法ももそうした流れのひとつなのです。日常の生活の行動パターンを見直します。
ACという生きる力 ac-alive-071 傷ついた自己愛を育て直す。
リンクも読んでいただけると幸いです。
https://ikuoakashi.jp/ac-alive-71/
ZOOMを使ったオンラインミーティング
AC研2023 #7 7月9日日曜日 13時30分〜16時@Zoom
https://www.reservestock.jp/page/event_series/68074
この回は、こうした「自己愛の回復」について解説したいと思います。