共依存のカウンセリングその2 回復もまた人間関係で得る
共依存のカウンセリングの終盤は、
これまでの共依存行動などに力を見出し、幼少期児童期に毀損の体験をした自己愛の成熟にアプローチをしていきます。
その過程は、自分の専門性に気づいたり、これまでのやり方をより成熟した行動に変容していく時間の経過となるでしょう。
そうした過程のナラティヴのいち例として、
「・・・ただ、いまここで毎日生きていることに意味を見出したいと思う。散々な身体症状の果ての残された希望は、共依存的なものではなく、ただの私の自己満足で良いのだろうと知るに至った。それは、おおぜいの人に理解されなくても良い種類のものなのだろうと気がつきました。」
共依存のカウンセリングの終盤は、
静かな明らめとともに自己の一体感を味わう時間の経過となるでしょう。