「お金がすぐなくなる」と感じる理由—家族経営の資金繰り、3つの特徴

平岡誠司

平岡誠司

テーマ:経営のモヤモヤをワクワクに(おかね編)


「お金がないわけではないのに、いつもギリギリ」
そんな感覚を持ったことはありませんか?

家族経営や個人事業では、
数字の問題というよりも、

“お金の動き方の特徴”

によって、そう感じやすい状態が生まれます。


家族経営のお金には特徴があります


私はこれまでの現場経験から、
家族経営のお金には大きく3つの特徴があると考えています。

① お金が「すぐなくなる」


もともと回しているお金の量が大きくないため、

・売上が少し変わる
・仕入が増える

こうした変化だけで、
手元のお金の動きが大きく変わります。

そのため、

「気づいたら減っている」

という感覚になりやすいのです。

② どんぶり勘定になりやすい


家族経営では、

・現場と経営を同時に担う
・家計と事業のお金が近い

といった事情から、

“きっちり分けすぎない運営”

になることが自然です。

これは決して悪いことではありません。

③ 「借りて回す」構造になっている


多くの支払いは、

・仕入れ
・給料
・税金

など、後払い(信用取引)で回っています。

つまり、

社会全体からお金を借りて回している状態

とも言えます。

「どんぶり勘定=悪い」ではありません

ここで誤解されやすいのですが、

どんぶり勘定そのものが
資金繰りを悪くしているわけではありません。

大切なのは、

お金の流れが見えているかどうか

です。

見えていないから、不安になるのです


・減っている理由が分からない
・先の見通しが立たない

こうした状態が続くと、

「なんとなく不安」

という感覚が生まれます。

実はここからつながっていきます。
この「お金の見えにくさ」は、

・在庫が増える
・利益と現金がズレる
・判断が遅れる

といった問題にもつながっていきます。

見える化ツールの活用


こうした状態を変えるためには、

お金の流れを“見える形”にすること

が重要になります。

具体的な方法としては、

日々のお金の動きを整理する「日繰り表」

などがあります。

資金繰りの不安に効く「日繰り表」──見える化が安心への一歩

最後に:まずは見える化


「なんとなく不安」
「いつもギリギリ」

そう感じている場合、
それは経営のセンスの問題ではなく、

見えていない状態

が原因かもしれません。

一度、状況を整理するだけで、
驚くほど判断が楽になることもあります。

「どこから見ればいいか分からない」

そんな段階でも大丈夫です。

一度、一緒に整理してみませんか。

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平岡誠司
専門家

平岡誠司(小規模事業者向け経営支援家)

株式会社平岡商店

経営者の実践経験を活かし、経理の見える化・日繰り・在庫管理を軸に、家族経営の経営管理の仕組みづくりを実行支援します。現場の気づきを経営判断につなげ、“らしさ”をいかした経営を一緒に育てていきます。

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