どんぶり勘定から抜け出すには? 「なんとなく」から「数字で語る」経営へ

平岡誠司

平岡誠司

テーマ:経営のモヤモヤをワクワクに(しごと編)

「在庫管理って、なんだかモヤモヤする…」というあなたへ --未経験でも安心。やさしく学べる在庫管理の基本:第十回


「たぶん足りると思う」
「今月はまあまあ売れてるはず」
「仕入れはいつもこのくらい」──そんな“なんとなく”で経営していませんか?

この状態こそが、どんぶり勘定の正体です。
そして、在庫管理のモヤモヤは、どんぶり勘定と深くつながっています。

どんぶり勘定が引き起こすモヤモヤ


在庫が合わない、足りない、多すぎる
発注が感覚頼りで、仕入れ過多や欠品が起きる
資金繰りが読めず、現預金が減っていく
クレーム対応や納期遅れが増える
社内の責任が曖昧になり、属人化が進む

つまり、数字で語れない経営は、現場も経営も“モヤモヤ”したまま進んでしまいます。

「数字で語る」ための2つの見える化


1. 在庫表:入出庫履歴・仕入れ日・数量・棚の場所を記録
2. 日繰り表:現預金・売掛・買掛・支払予定・回収予定を記録

この2つを整えるだけで、経営の“感覚”が“根拠”に変わります。

「数字で語る」習慣をつくるには?


  • 月1回の棚卸で、理論在庫と実在庫を照合する
  • 差異が出たら、履歴をもとに原因を探る
  • 日繰り表と在庫表を連動させて、資金の流れを見える化する
  • 発注・仕入れ・出荷の履歴を残し、判断材料にする


こうした習慣が、どんぶり勘定から抜け出す第一歩になります。

やってみるなら…


  • 在庫表を使って、記録の習慣をつける
  • 日繰り表で、資金の流れを見える化する
  • 月1回の「在庫×資金チェックミーティング」を設ける


無料で始められる、在庫と資金の見える化支援


「自分のやり方、これでいいんだろうか?」
「何かモヤモヤする」
「伝わらないことが増えた気がする」

そんな”違和感”が、見直しのサインかもしれません。

在庫も、お金の流れも、“見える化”することで不安は小さくできます。
どこから整えれば良いか、一緒に考えてみませんか?

平岡が直接お話を伺います(無料相談はこちら)

老舗酒卸の再建経験をもとに、現場と経営の信頼を整える支援を行っています。

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第三者の目が会社を守る——在庫管理に潜む“思い込み”の罠

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平岡誠司
専門家

平岡誠司(小規模事業者向け経営支援家)

株式会社平岡商店

経営者の実践経験を活かし、経理の見える化・日繰り・在庫管理を軸に、家族経営の経営管理の仕組みづくりを実行支援します。現場の気づきを経営判断につなげ、“らしさ”をいかした経営を一緒に育てていきます。

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