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GSM(閉経後泌尿生殖器症候群)をご存知ですか? 

田之上顕子

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テーマ:婦人病 女性特有のお悩み

GSM(閉経後泌尿生殖器症候群)をご存知ですか?

GSMとは、2014年に国際女性性機能学会と米国更年期学会において提唱された閉経後の女性ホルモン低下に伴う、外陰部・膣の萎縮変化およびそれに伴う身体症状です。
(Genitourinary Syndrome of Menopause:閉経関連泌尿生殖器症候群)

GSMの症状

性器(腟や外陰部)に関する症状

  • 性器症状:腟の乾燥感・かゆみ・灼熱感、いやなにおいのおりもの
  • 性交関連症状:性交時の痛み、潤いの不足

排尿に関する症状

  • 下部尿路症状:トイレが近い、夜中に何度もトイレに行きたくて起きる、尿もれ

西洋医学的治療

  • ホルモン補充療法(HRT):減少したエストロゲン(卵胞ホルモン)を補充する
  • レーザー治療:腟内に照射し、コラーゲン生成を促すことで腟粘膜の状態を改善
  • 潤滑剤・保湿剤:性交時の潤い不足による痛みを和らげる

中医学での治療

  • 補腎:アンチエイジング
  • 補血:血の不足を補う
  • 活血:気血のめぐりを良くする

潤いを増やすことをしていきます。膣が潤うことでその前後にある尿道や肛門の保湿力も高まり、免疫力アップにもつながります。

さつま薬局の更年期相談でも、のぼせや火照り・ホットフラッシュ・イライラと並んで、陰部の痒み、乾燥やヒリヒリのご相談がよくあります。
女性薬剤師が担当しますので、デリケートゾーンのお悩みもお気軽にご相談ください。
さつま薬局の更年期漢方相談⇒コチラ

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田之上顕子
専門家

田之上顕子(薬剤師)

有限会社ナイスファーマシー さつま薬局

20年以上〝子宝アドバイザー”として不妊の悩みに向き合う、「バルトリン腺疾患」専門の漢方薬剤師。豊富な相談実績から、無理のない体づくりと心の重荷を降ろす取り組みをサポートします。

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